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アメリカ市場への投資だけいいのか?

投資方法の情報を集めていると、インデックスファンドの長期投資がとても評判の良い方法であることが、あちこちで論じられてます。

インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法です。

インデックス投資とは、株式市場や債券市場などの金融市場で、特定の指数(インデックス)のパフォーマンスに連動する投資方法です。具体的には、株式指数(例:S&P 500や日経225など)や債券指数(例:ブルームバーグ・バークレイズ・U.S.アグリゲートボンド・インデックスなど)などの指数に基づいて、投資ポートフォリオを構築します。


私の資産の大部分は、インデックス投資の長期積立でした。昨年2022年は1年以上にわたり、かなりの下落相場でしたので、近年投資を始めた方にはかなり辛い1年だったと思います。しかし、2023年5月〜6月と上昇傾向が強く、積立投資をしている人にとっては、含み益が出ていることでしょう。


さて、インデックス投資がいいことが、標準的と思われている一方、インデックスの中で何を選択すればいいのかもよく論じられているようです。

楽天証券、SBI証券の投資信託の人気ランキングだと
・S&P500(VOO)
・全米全体(VTI)
・全世界(VT)
この3つが上位を占めています。

判断基準が投資家の考え方によって違うのを理解した上で、私は正直どれでもいいじゃんって思っています。

将来の事は分かりませんが、過去のトレンドの推移を見てわずかな差しかないこの3つのインデックスファンドを、そんなに深く追求する必要があるのかなぁというのが正直な気持ちです。

投資をする上で必ず押さえておく必要があるリスク&ベネフィット。特にリスク許容度においては、分散投資は必須項目である事は誰も疑わないところです。

何を持って分散と定義するかは、たくさんの金融本に書いてありますので、ご参考いただければといいと思いますが、ファンドと名前の付くものにおいて、それ自体で充分すぎるほどの分散投資です。

1つのファンドだけで分散が効いているのに、さらに
S&P 500を○%
オルカンを○%
全米を○%
とポートフォリオ討議している情報が何故かよく目につきます。

悪いことではないと思うのですが、そんな細かいところに目を配るよりも、することあるだろ〜って思ってしまいます。そのポートフォリオによって得られるリターンは、どれも変わらないし、リターンの差があまりにも小さいので、なんでだろうなぁといつも不思議に感じながら情報を読んでいます。

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下記グラフをご覧ください。

Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2018: Summary Edition p8


株式市場を時間経過とともに、どこの国が占めているかを示しています。

データーが2017年前ですので、コロナ前まで。近年5年間で変わった事はアメリカ一強がさらに増したことです。世界の60%以上はアメリカが占めていると考えて良いでしょう。

オルカン投資する投資信託の中身もやはり60%はアメリカが占めています。

60%を大きいと取るか、少ないと取るか、個人差が出るところですが、残りの40%も、アメリカの影響受けて連動することを考えると、正直なところ、世界じゃなくてアメリカだけで、事足りるんじゃないかと私は判断しています。

そんな理由から私はVTI中心のポートフォリオです。

我が家の投資領域の中での全米全体(VTI+投信)比率は36%にもなります。


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さて、私の意見は上記通りです。

とはいうものの、
的外れじゃない程度のポートフォリを論議が活発になってくることは、日本の金融リテラシ向上に、良い傾向でしょう。

来年2024年から始まる新NISA制度は、全日本国民が利用必須の口座であることは間違いありません。今年の年末は、証券会社や銀行の口座獲得争いが盛んになるでしょう。

その前に、自分の投資スタイルを確立のために、金融リテラシー向上は、ぜひとも、みんなで意見交換をして、意識アップをしたいものです。

新NISA口座では、何を運用するべきか? 
今から検討しておくことをお勧めします。

「つみたてNISA」このキーワードで、日本には証券口座が広まってきたのは、とても良いことです。私はつみたてNISAではなく、一般NISA口座で現在運用しています。運用商品は個別銘柄株ばかりです。

話が変わりそうなので、私が一般NISAで個別銘柄株の単元株投資をしている理由は別の記事にしますね。


フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com