見出し画像

読書感想文② 保護猫・しぶき

著者:琥珀ベイビー様
かなり前に読み始め、読了するのが大幅に遅れてしまった。
しぶきちゃん読み始めと同時に我が家の元野犬コロッケの病気が発覚、犬猫に関してのメンタル値が大幅に降下して、読み進めるのが辛くなって、途中止まっておりました。
生後まもなく
目も開いてない/へその緒ついてる/体重80g
この三重苦のなか、著者に拾われたしぶきちゃん。ここまで小さいと人の手ではなかなか難しい。
命を拾った場合どうするか?
それがリアルタイムに書かれてますので、保護猫、保護犬活動に興味がある方、必見です。読書中にペットロスになって読むのが止まりましたが、琥珀さんとご家族の試行錯誤が丁寧に綴られてます。
通常、この手の保護活動系の著作は総じて説教くさい傾向にあるので、実は敬遠してたりしますが、本書に限って言えばそんな事はない。
こういう時どうしよ? そうだこうしよう!
あら駄目だった。ならこれで……
これの繰り返しです。
しぶきちゃん、良かったね。優しい人に拾われて
心から安心出来ます。
表紙のしぶきちゃん以外に八房くん(犬)を始め、どっしりジェントルキャットの琥珀くんが出てきます。琥珀くんのジェントルぶりにハート鷲づかみされましたわ。
拾ってすぐのしぶきちゃんを病院に連れていった時、病院のバックヤードから聞こえてくる何気ない会話、それに傷つく著者。
双方悪気はこれっぽっちもないのはよく解ってはいる。
私も経験あるが、これ傷つくんですよ!!
って、身につまされました。
うちの先代、コロッケくんは出自不明の正真正銘野良でございました。
人から餌を貰っていたようで、フレンドリーではあるが、礼儀知らず/人も犬信用はしてない/思うとおりならないとノンアンクションで歯を当ててくる。
尾っぽぶんぶんしてたかと思うと、次の瞬間にはマジ噛みするという有様。
こやつを病院につれていった時もバックヤードから聞こえました。

「こんな厄介な子、素人が育てられるわけないやん。どうせ手におえんで処分されるよ、かわいそうに」

これを思い出しました。
まあ、こんな話はともかく、犬猫拾って育てた経験のある人は必見です。
そうじゃなくても、萌えポイント満載なので癒やされます。
難を言えば、しぶきちゃん以外にももっと写真があれば嬉しかった。これくらいです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?