見出し画像

第20回 結局は、親の習慣と常識が子どもを育てる。だから、ありがとう!だから、ごめんなさい!♯1

 怒らないでくださいね、こんなことをきいて。これを今、読んでくださっている世のお父さん、お母さん、毎朝、家族が起きてきたら、「おはよう!」と言えていますか?

当たり前ですよね、毎日言ってますよね、家族全員に分け隔てなく…

えっ!
家族にあいさつなんてしてない?
本当ですか?

例えば英語圏では、“Hi!”と“Hello!”というあいさつがあります。これ、日本の学校では“こんにちは”と訳されますが、違いますからね。これはどこでも、誰にでも、会ったときに言えるあいさつであり、朝昼晩いつでも使えます。だから日本語訳は、“こんにちは”ではない、“よっ!”とか“やぁ!”みたいな感じ。

さて日本語の場合ですが、家族で顔を合わせたとき、“こんにちは!”または“こんばんわ!”と言いますか?言わないですよね。家族間でできるあいさつは、朝一番に顔を合わせたときの“おはよう!”だけなのです。

もちろん、“いってきます”と“いってらっしゃい”、“ただいま”と“おかえり”、“いただきます”や“ごちそうさま”というような、日本語独特の素敵なやり取りは存在します。

でも「おはよう!」は、唯一家族間で同じ言葉の受け渡しができるあいさつであり、一日の始まりの心のあり様を左右するやり取りなのです。

そう、家族に対する応援、激励、感謝と言えるかもしれません。それを習慣にすることが、子どもへのバッテリーチャージになります。それは妻から夫へ、夫から妻へ、にも当てはまりますね。

今日もきちんと目が覚めたね。
生きていてくれてありがとう…なのですよ。

夫婦喧嘩をしていても、親子喧嘩をしていても、「おはよう!」だけは言うようにしましょう。相手に無視されても、鼻で笑われても、うるさい!と言われてもです。

これ、私からの小さなアドバイスです。

叱るとき、喧嘩をするときは、鬼の形相で、口汚く我が子を責めるお母さん、お父さんであっても、朝は人間に戻っている(笑)

そして何があっても、自分のことを見てくれている。朝は「おはよう!」と言ってくれる。朝ごはんをつくってくれる。こういう小さなことの積み重ねが、親子の信頼関係を構築し、強く深く濃く育てていきます。

うちの親は、何があっても僕(私)のことを守ってくれる…
この確信がある子どもは、自分を信じることかでき、自分の道を進んでいくことができます。

そして何より、親に正直でいてくれます。

もちろん多少の嘘はありますけどね。それは親も同じで、よき人間関係をつなぐために必要な嘘というのはあるものですから。でも、いざ!と言うときは、きちんと親に相談してくれるようになります。

つづく…

『脳内革命トレーニング🧠』受講生募集中
https://casadelpapa.net/form_nounai/