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第31回 人に対する「私が正しい」は✕…自分との対話での「私は正しい、必ずできる」と言うことが自己肯定感をあげる!

 なんだかややこしいタイトルですみません(笑)。今回のタイトルは、あくまでも個人レベルでのアドバイスであり、自己肯定感と自己効力感をあげ、周りの人とよき人間関係を構築するための心理的なコントロール方法ですので、そこは心にお留置きください。

だって、リーダー的な方がそのグループ内の方を導く(洗脳とも言うw)ためには、これではダメですからね。あくまでも「私が正しい」と言い続けて、人々を信じさせなければいけませんので、たとえその人の自己肯定感が低くても、コンプレックスから這い上がってきたことによる劣等感の保障であっても、ひたすら強い人間を演じ「私が正しい」と言い続けることが必要。

そして、それを言い続けることによって自分自身に暗示をかけ、いつかそれが本当の気持ちになって行動に繋がるわけです。そういうリーダーは人気があるし、格好よく見える。そしてフォロワーが増えていく…というのが日本的でもあり、これまでの「地の時代」の理想のリーダー像 “強いリーダー”ですね。

私は正直、この手のリーダーは苦手です。私が理想とするのは共感力、包容力、分析力があり、謙虚で傾聴ができるリーダー。リーダーに限らず、そういう人たちとともに「風の時代」を生きていきたいと望んでいます。

そして結局「自分が正しい」と言い続ける人ほど、実は自分に自信がなく、疑心暗鬼で被害妄想が強い場合が多いということが、『心理学』を学んでいると分かってきます。

歴史上、独裁者と呼ばれた人たちは、もちろんこのような精神状態で「自分が正しい」で突き進み、反対するものを切り捨てたり、遠ざけたりしました。そして最後は、多くの民衆を不幸にしてしまうということもありました。

「自分が正しい」があると、必然的に「相手が間違っている」ということになってしまいます。そして“正しさ”はその場所場所で違いますからね。

是枝裕和監督の作品『万引き家族』を観られた方には分かりやすい。あの家族の一員となったからには、万引きをすることが正しいことであり、子ども達もそう思って育ち、生きていくわけです。

なにが正しくて、なにが間違っているのか…
それは決して人に押し付けられるものではなく、自分の中に存在していればいいと思うのです。本にもありますね、『ただしさに殺されないために』御田寺圭さんの著書です。

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