見出し画像

第18回 “子育て”とは、時間をかけた子どもの大研究、しぶとく観察、分析しよう!親の勝手な思い込み、理想、希望はナンセンス…♯2

 皆さまお気づきかと思いますが、私の毎回のnoteの投稿は猫の写真付き。我が家に来て8年になる男の子、贅沢に育ったせいで今や体重は8kgになってしまいました。猫という生き物は、本当におもしろくて興味深い。子どもとともに、私にとっての研究対象となっています。

 それでは、子どもを研究、観察するにあたって、まず必要なものは何でしょうか?

はい、お察しの通り『忍耐』です。

とにかく親にこれがないと、何も始まりませんし、何もよい方向には進んで行きません。でも堪忍袋の緒が切れて、我が子を罵倒し、しつこくグチグチとお説教をしてしまい、その後、一人自己嫌悪に陥る…なんてことは、母親にはよくあること、みんな同じです。

 ただ、同じことをずっと繰り返していてはいけません。子どもに偉そうに言うのであれば、母であるあなたも進化、成長していかないと、いつまでたっても、子どもはあなたの言うことをきかない。そしてお互いがストレスを感じながら長い月日が流れ、将来の親子関係に悪い影響が出るかも知れません。

まさに最近よく言われる『毒親』です。

なりたくないですよね。あなたは、子どものことを一生懸命に思いがんばってきた。なのに子どもにとっては『毒親』だったなんて…こんなつらいことはない。

 まず子どもさんとの会話で話す量を、子ども8割、親2割にしましょう。それが難しい人は7割と3割でもいいです。それも無理な人は、せめて五分五分で。そして子どもが話している途中で、絶対話を遮らない。聞いていて腹が立ってきてしまったら、もう内容をきちんと聞かなくてもいいです。とりあえず一通り話し終えるまで、ふんふん、それで、そうなの、そうか等など、相づちを打ち続ける。母親は女優でなければなりません。

 そして話を聞いている間は、しっかり子どもの目を見て、ご自身の中のもう一人の自分に、観察結果を報告というか、呟いてみてください。

一生懸命話してるなぁ
言ってることが、いまいち分からないなぁ
えらそうだなぁ
あっ!今のパパの口ぐせだ
あれ、なんだか私の話し方と似てる

そして最後に、あなたはどうしたいの?ときく。会話のキャッチボールのボールは常に子どもに投げておいて、子どもに持たせておくようにしましょう。

 多少のアドバイスはしたとしても、あなたが完結しない。子どもにある程度の量を喋らせることで、徐々に高ぶった感情が治まってきます。そしてそれを、聞き手である私達親が、最後に簡単に要約、復唱でもいいですね、それでどうしたいの?なのです。

 観察して、分析して、少しのアドバイスをした後で、質問をする。
「それで、あなたはどうしたいの?」

最後に決めるのは子ども本人。そのために日頃からの会話で、よき洗脳をしなくてはダメなんです。自分のことを大切に考え、自分が好きなこと、やりたいことがある人間にするために。

 日頃から子どもを観察しながらの、何気ない、しょうもない会話の積み重ねが、ある時、成果となって突然現れるのが、子育ての醍醐味なのですから。

『脳内革命トレーニング🧠』受講生募集中
https://casadelpapa.net/form_nounai/