見出し画像

第40回 ハングリー精神は崇高?劣等感が消化できる人、できない人…結局は育ちと性格の良さがカギになる!♯3(一旦完結)

 精神的に未熟な大人の特徴について書いてみますので、ご自身含め、周りの方々について当てはめてみてください。強い劣等感を持っている人というのは、結局、自分自身のことを客観視し、認めてあげることができないという点で未熟であり、どんなに高い社会的地位を得ても、いくら裕福になっても幸せな心理状態になれず、人間関係がうまくいかなかったりするものです。

大きな鍵を握っているのは『自分を知っている』かどうかであると考えます。客観視ですね。自身を客観視できていない人は、いとも簡単にその時時の感情に飲まれてしまいます。一歩立ち止まって、冷静に自分を見つめることができないわけですから、実はその時の自分自身の感情も理解できない。衝動が抑えられず、今、その言葉を発する、その行動をすることで、周りの人にどんな思いをさせるかといったところにまで、とても頭がまわらない。そして、私は…私は…の話しかしないわけです。

私は一生懸命やっている。
私が誰よりもしんどい思いをしている。
私の意見は正しい。
私と同じように考えるべきだ。

だから、こうは思えないのです。

みんな一生懸命やっている。
みんなそれぞれしんどい思いをしている。
色々な意見があるのが当たり前、人はそれぞれ違うから。
違う考え方、新しい考え方をきくのはおもしろい。

ハングリー精神を自負する人、劣等感が強い人、自己中心的な人ほど、「地位や名誉」にこだわるステイタス主義であることが多く、多様性を受け入れたり、弱者に思いやりをかけることができなかったりします。

この原因は生育歴にあることが多く、子どもの頃に自分の感情を封じ込めてきた、又、不安を感じ慢性的な痛みを抱えて生きてきたのではないかと考えられます。実は自己中心的な人というのは、自分のことが好きでたまらないのではなく、自分のこと含め、いつも何か不安で、安定した感情を持つことが難しく、健全な精神的成長が遂げられていない。子どもっぽくて、いつも私を見ていてほしい、気にしてほしい、注目を浴びたいと思っています。

だから、「一生懸命に、必死に、がむしゃらに」を強調するわけです。

さらに精神的に未熟な人の特徴をあげると…
・融通がきかない
・何か一つのことに拘り、思い詰める
・自分がいちばんいいと思うことを押し通す
・人の言葉や行動に過剰に反応する
・会話ではいつも自分の話題
・自分のことは省みない

人間は成長とともに、自分の正しい、いいと思うことが、必ずしも最良の方法ではないということを学んでいきます。しかし、子どもの頃に感じた何らかの不安があり、それが無意識の中に放置され、精神的発達を妨げられてきた人は、それが人とのコミュニケーションや、家族含む様々な人間関係を困難にしてしまいます。

いらぬ妬み嫉み、いらぬ見栄、しょーもないマウント取り…その裏にある劣等感。
軽やかに、颯爽と風の時代を駆け抜けるために、もうそんなもの捨ててしまいませんか。

『脳内革命トレーニング🧠』受講生募集中🖥
https://casadelpapa.net/form_nounai/

『プロコナオコ★カウンセリングルーム』
https://casadelpapa.net/form_counseling/