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「あなたが心が弱いと感じた時に」メンタルを強化する心の育て方

心理カウンセリングの現場ではよく、「私は心が弱くって・・・」と自己評価の低い方に出会います。

この感情は、苦難や悲しみに耐えられず、自己肯定感が下がってしまうことから生じることが多いです。

たまにそう感じるのは仕方がないかもしれませんが、何年もその考え方がクセになると、こころの健康やQOLに悪影響を及ぼします。

今回は、人と比べて「私はこころが弱い」と感じておられる方に向けて
メンタルヘルスの向上と自己成長を目指した心理カウンセリングでのアプローチについてお話します。

メンタル向上の第一歩:こころが弱い時、それが成長のチャンス

嫌なことや悲しいことが起こった時、すぐに落ち込んだり、気分が下がってしまうという方は少なくありません。

ネガティブな出来事に対してのこころの内部処理が苦手な方によく起こります。
結果、「私はこころが弱い」と感じてしまうのです。
「不快なことと向き合う」ことが大切だと思い込んで、自分のメンタルケアをすることを後回しにしているのが原因かもしれません。

例えば、誰でも体調が悪いときに、無理は利かないものです。
こころも同じで、不快なことに対処するには、十分なこころの健康が必要なのです。
不快なことと向き合う前に、どんなことが起きても大丈夫なメンタルを整えることが必要です。

メンタルヘルス向上の第一歩は、自分の心理的、精神的心地よさへの意欲を持つことから始まります。この意欲がなければ、私たちは環境や状況に振り回され、自分自身の心が本当に求めているものを見失ってしまいます。だからこそ、自分の心の声に耳を傾け、心地よさに対する意識を高めることが非常に大切なのです。


心が強い人になるための秘訣

こころの強さは「心的強度」と「苦の耐性」という言葉で説明されます。
心的強度とは、困難な状況に直面した時でも、ポジティブな気持ちを保ち、乗り越える力のことです。
この強さは、物事を違う角度から見ることで強化されます。
苦の耐性とは、不快や苦痛を経験し、それを克服する精神的な力です。これらは、ストレスや困難を乗り越える成功体験を積み重ねることで高まります。

これは自分に負荷をかけて成長させるという意味ではありません。
ポジティブな態度を保ち、苦痛を克服するためには、普段からのセルフケアが必要です。

セルフケアは、自分を自分の最大の味方にし、甘やかすことです。メンタルが強い人は、自分の喜びを見つけ、自分を満足させることが得意なのです。

辛いことに耐える力は、自分を鍛えることよりも普段から心地よいことや楽しいことをたくさん経験している蓄えからきています。
こころは「快」の積み上げで成長し強くなるのです。



小さな成功体験が大きな変化をもたらす

心理学者アブラハム・マズローは、人間の成長と欲求を満たすことの関連性を説きました。

人間の欲求は「生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認の欲求、自己実現の欲求」と呼ばれる5つの階層があり、それぞれの欲求を満たすと、「ピークエクスペリエンス」と呼ばれる深い満足感を得ます。
これは、個人の成長を感じるときに得られる快感で、さらなる自己成長へとつながります。

自分ができる範囲で欲求を満たすことを繰り返すと、快感を感じながら成長し、より大きな満足感が得られます。
この快感と満足感が、苦の耐性と心的強度につながるのです。

メンタルヘルスの向上と個人成長は、意識の持ち方を少し変えるだけで実現可能です。
小さな成功体験を積み重ねることで、心の強さや耐える力を高め、自己成長を促すことができます。

メンタルヘルスの向上と個人の成長は、ちょっとした意識の持ち方で簡単に実現する事ができます。

小さな成功体験を積み重ねることで、心の強さや耐える力を高め、自己成長を促すことができます。

このように、「こころの強い自分」とメンタルヘルスの向上、自己成長は密接に関連しています。
自分自身の心に優しく向き合い、自分が自分自身の味方になるこで心的強度や苦の耐性が高まります。


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