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新卒採用、中途採用のブロック一覧と対策のまとめ【プロ人事】

今回は様々なブロックについて解説していくnoteになります。

ブロックや親ブロックは多くの人事担当者の頭痛の種になっているのではないでしょうか。
我々プロ人事は、人材の採用に関するコンサルティング会社になっています!

それぞれのブロックについて分析した上で対策をまとめたものを公式HPに乗せていますので、ぜひそちらも見ていただくとして、このnoteでは、公式のHPでは中々言いづらいような具体的な事例を交えながらブロックについて解説していきましょう。

プロ人事の公式メディアはこちら

https://saiyou-daikou.com/saiyou-block/


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まずは実際にあった事例から見ていきましょう。
当然会社名や個人名を伏せた上で、エピソードも学びになる点以外の部分は適宜改変して個人を特定できないようにしているのでご了承ください。

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嫁ブロックの事例

これは嫁ブロックの事例ですが、中小企業から大手企業に転職したケースになります。
この人は、今まで中小企業でしか働いていませんでした。
転職活動は中小企業も大手企業も含めて行っていて、結果的に、50人規模の中小企業から東証一部上場の企業に転職することになりました。
一般的にはこの転職は大成功と言えるでしょう。

年収や福利厚生も元の会社よりよく、しかも正社員です。
客観的に見ればあらゆる面で条件が良くなっていました。

そして、転職先の会社名も事前に伝えていたのに、結果的に突然の嫁ブロックが発生してしまいました。
原因は何だったと思いますか?

それは転勤の可否だったのです。

転職活動で大手企業を受ける場合、「転勤可能」としておかないとほとんど受けるところなくなってしまうんですよね。

大手企業を受ける場合、転勤が実質NGでも、書類上は、初任地は決めた上で、転勤は将来的には要検討という形で丸にして転職活動を行うことが一般的です。
大手企業では、やっぱりある程度転勤が前提になってきてしまうからです。

大手企業出身の人の場合は、ある程度転勤は付き物なので、転勤に対してあまり問題意識を持っていないことが多いのですが、これまでずっと中小企業に勤めてきたり、親が自営業、あるいはずっと出身地にいて外に出たことがないなどの場合は、転勤が縁遠いものになっていて、ブロックの要因になることも少なくないのです。

人事としては「頼むからそれくらい事前に確認しといてくれよ」とか「現場になんて言えばいいんだ」と思うやつです。

現場や上司に言えば、「事前に確認しておけよ」と言われてしまうでしょう。

やっぱりこうならないためには、ブロック対策として、本人だけでなく奥さんの意見や状況なども事前に聞いておいたほうが無難になります。

ただ、当社のNG質問集という資料を見ていただきたいのですが、例えばご両親の職業を面接で聞くことは場合によっては法令違反になってしまうので注意が必要です。

実際に面接で聞いてしまっている企業もあるが、弊社としてはおすすめしません。

経歴や状況など踏まえて転勤に慣れていないと判断した場合には、事前に転勤に対する考え方を聞いておくといいでしょう。

親ブロックの事例

2つ目の本当にあったブロックは親ブロックの事例です。

親が自分の聞いた評判をもとに判断を行い、ネガティブな噂などを元に批判をするパターンでした。

このケースでは、本人としては、就職活動において自分の研究内容などにマッチする行きたい企業を見つけて応募し、企業側も本人も満足する形で内定までたどり着きました。

それを親に報告したところ、親からの猛烈な反対があったのです。
その人の親は普通のサラリーマンだったのですが、勤めている会社と内定先の会社との間でちょっとした商取引があって、悪い評判を知っているということが反対した理由でした。

また、他の例ですが、その企業のことを知っている人を探し出して話を聞いて反対する例もありました。

これらに関してはできることがかなり限られてしまっているため、正直ほとんど防ぎようがない部分が大きいです。

このような反対を受けやすいような会社であればご両親向けの対策を事前にしっかり立てておくのがいいでしょう。
一般的には不人気な業界の中の優良企業では対策を取りやすいと言えます。
積極的に親御さん向けに情報を開示していけばいいのです。

逆に難しい観点で言えば、業績が厳しいなど事実に即した部分でネガティブがある場合はかなり厳しいと言えるかもしれません。
上場企業であれば有価証券報告書などから会社にとってのポジティブなところをまとめて親向けの資料を作っていくことで一定の対策は打てるでしょう。

教授ブロックの事例

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3つ目の事例は教授と助教授の政治的な争いが生んだブロックになります。

理系の学生ですが、当初スムーズに選考が進んで内定が出ていました。
それを所属研究室の教授に報告したところ「その会社辞めたほうがいいんじゃない?」と一回反対が入りました。
ただ、よくよく本人と話をして教授にも納得してもらって「本人が行きたいなら」と話はまとまりました。

しかし、その後に助教授からのブロックが入ってしまいました。
教授がいいというものに助教授がNGというのはあまり一般的ではありません。
ですがこの場合は、関係性が非常に悪く、教授と対立しながらも助教授は助教授なりに存在感を示していかないといけないという状況でした。
結局の所、研究内容などは一切関係がありませんでした。
ただ結局、研究室の中でも教授側につくのか助教授側につくのかの雰囲気に疲れてしまい、辞退したくなって辞退してしまいました。

人間関係の問題は非常に難しいのです。
そもそも意志の強い人ならブロックに合っても自分で解決するのです。
人事に相談する時点で比較的意志の弱い人だと思ってください。
板挟みになったりして疲れていることも多くあります。
そのような場合は勇気づけてサポートしてあげるのがいいでしょう。
解決してあげると言うよりは本人の精神衛生を気にかけながらフォローするのが効果的です。

ブロックが起こってしまうと、人事にとってもストレスフルです。
上司にも入社承諾済みといってしまっていたりするしどうしよう、と悩むことも多いと思います。
でも気持ちを切らさずに取り組んでほしいと思います。


以上ブロックに関するnoteでした。

プロ人事ではブロックに関しての記事の公式メディアに沢山掲載していますので、ぜひ、そちらもチェックしてみてください。



プロ人事の公式メディアはこちら

https://saiyou-daikou.com/saiyou-block/



ちなみに、プロ人事の公式HPはこちら

https://projinji.com

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