同情を買うために頑張ってる感を出す人って何なん?!に対する真の努力家の回答とは
努力について定義するならこうなるでしょう。
したことのない良いことを始める
起こった悪いことをやめる
したことのない悪いことを起こさない
起こした良いことを続ける
マトリクスで考えてみましょうか。
経験の有無
善悪
この2軸なので、以下のようになります。
頑張ってる感のしっくりこない現実
同情を買うために頑張ってる感を出す人はどれにあたるでしょうか。
部活とか勉強とか、仕事とか色んな場面で見かけたことがあるのではないでしょうか。
それを考えるには、その人がなんのためにそれをしているのかについても考える必要が出てきます。
同情を買ってどうしたいのでしょうか?
うまくいかない時の予防線でしょうか?
誰かの応援を新たに取り付けるためでしょうか?
これらであれば、それぞれ四象限の左下、右下になりますよね。
「あいつは頑張ってるから」
そう言ってもらえれば怒られないで済むかもしれませんね。
あるいは、応援してくれる仲間が増えるかもしれませんね。
でも、それって努力なの?
って思ってしまう人がいるかもしれません。
もう少し掘り下げてみましょう。
頑張るという理想
頑張ってる感を出している人にとって、他人の同情を誘った先には、
怒られないで済む
仲間が増える
があったとします。
それって結局、その人だけのための努力なんですね。つまりその人の努力が報われても、こちらとしてはなんのメリットもない。
同じ目的や理想を共有していないんですね。
だから、なんとなく違和感を持ってしまうのでしょう。
お前が怒られないで済んだら、何なんだよ
お前に仲間が増えたら、何なんだよ
彼をみるときのこちら側の認識が、頑張っている彼の演技を一層引き立てます。
でも、目的を共有しちゃえばいいんですよね。
このまま放置していても現実が変わることはないでしょうから。
つまり、「だから何なんだよ」と思いながら眺めているのが努力じゃないんです。見ているこちら側の問題として捉えてみませんか?
努力が報われるときというのは、一緒にいる人の目的までも叶えてしまうのです。
だれの役にも立たないなら、あなたの努力は「だから何なんだよ」って話ですからね。
他の誰でもない、あなたの問題なのです。
顕在化した問題の対処があなたの努力です。
目的を共有する手段
ひとそれぞれ思惑が違う中で、どうやって目的を共有していけばいいんでしょうか?
それぞれの人の思い描く世界観について考えてみましょう。
物理的なシステム(身体)が入力された情報を、内包する精神的なシステム(認識)で処理して、また物理的なシステムに出力するプロセスについては、以下の記事でざっくりと書きました。
この「世界観」について今一度掘り下げましょう。
認識した現実があります。
それに対して、これまで認識してきた現実を組み替えた理想を計算します。
理想と現実の差分が、起こした自分の行為ということになります。
行為がまた現実に作用して、新たな現実が認識されます。
行為を更に分解すると、以下のようになります。
思い
言葉
行い
これまでの経験から、どんな感じ方をしたかを参照して、選択肢を作り出します。
その中から頭、口、体で行動を選択するのです。
ここではあまり踏み込みませんが、思い、つまり頭の中をさらに分解すると以下のようになります。
気分
感情
思考
これが個々人の中で起こっているのです。
頑張ってる感を出している子の理想は、
怒られないで済む
仲間が増える
でしたね。(もちろん他にもあるかもですが)
もしあなたが部活で頑張ってる感を出している同期のことを見つけたのなら、あなたはチームが勝つために頑張っているのかもしれません。
でも、その子からしたら「だからどうした」なんです。
チームが勝っても、監督から自分が怒られるなら意味がないんです。
もしあなたが仕事で頑張ってる感を出している同僚のことを見つけたのなら、あなたは営業目標を達成するために頑張っているのかもしれません。
でも、その同僚からしたら「だからどうした」なんです。
課の目標が達成されたからと言って、課長から自分が怒られるなら意味がないんです。
それを見ているこちら側が持つべき理想はこうでしょう。
その子が怒られないで済む
その子がこちらの仲間になる
同じ目的を達成する
この理想が叶えられるときだけが、
あなたが違和感を持たずに振る舞うことができて、
あなたが最大限のパフォーマンスを発揮できる状況になって、
あなたの所属するコミュニティの目標達成に貢献できて、
あなたの価値が高まるのでしょう。
だからあなたは
その子の抱える現実「怒られたくない」「仲間が欲しい」に寄り添って、
共有できる理想を念頭に置いて、
行動すればいいのです。
これがしたことのない良いことを始める努力です。
潜在的な改善の発案です。
努力の実際の中身はこうです。
気に入らないその子の性格を赦して、その子の理想を手助けするような思いを持って、
みんなと同じ目標を持ってやるために、こうしてみようと発言して、
一緒に眼の前のことに取り組む
それができる人がプラスサムゲームの場を作り出すことができるのです。
あなたの器を大きくし、あなたをカリスマに仕立て上げ、あなたの存在価値を高めるのです。
あなたの人生の目的はチームの勝利でも課の営業成績でもなく、あなた自身が幸せになることです。
そのために、だれかを幸せにするんです。
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