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生きることに意味なんてない。だから、ぼくはこう生きる。


序論

こんにちは。この記事では、人生における意味の探求について、私なりの視点をお伝えします。「生きることに意味なんてない」という一見厳しい言葉ですが、これをどう受け取り、どのように生きていくのかについて考えてみましょう。

基本的な前提の確立

まず、生命の基本ルールと人間の基本ルールという二つの異なるレベルのルールを前提として設定します。

  • 生命の基本ルール: 自己存在の生存、成長、交尾、養育を最優先とするために、欲望と憎悪というインセンティブが設定されている。

  • 人間の基本ルール: 欲望や憎悪から距離を置き、他者のために行動することが尊いとされる。

これらのルールが、私たちがどのように生きるべきかを考える上での基盤となります。

欲望と憎悪からの距離

人間の基本ルールにおいては、個人的な欲望や憎悪から距離を置くことが尊いとされます。このため、自己存在のための行動ではなく、他者のための行動が価値を持ちます。

実践例

例えば、職場での成功を求めるとき、自分の昇進や給与だけを考えるのではなく、同僚や部下の成長をサポートすることに重きを置くことが、長期的に見て自分自身の成長にも繋がります。そして、サポートした同僚や部下が成長し成功を収めた時に、その尊い行為を思い返しながら、その成果を共に喜ぶことで、自分の価値観を再確認することができます。

余剰資産の存在

余剰資産が存在する環境においては、自己存在を建設する必要がなく、その余剰資産で生活することができます。ここでは、個人の行動が他者のために行われることが重要です。

実践例

社会福祉活動に参加することや、ボランティア活動を通じて他者の生活を支援することは、自分自身が生きる意味を見出す手段となり得ます。そして、支援した人々が生活を改善し、感謝の言葉をもらった時に、その行為を思い出しながら喜びを共有し、自分の価値観を育むことができます。

存在価値の創出

誰かのために行動することで、その人に存在価値が与えられます。これは、人間の基本ルールの一部として、他者への貢献が自己の価値を高めることを示しています。

実践例

家族や友人、コミュニティに貢献することを通じて、自分自身の存在意義を再確認し、他者との絆を深めることができます。例えば、家族が困っている時に助け、彼らがその困難を乗り越えた時に、その時の行為を思い返して共に喜ぶことで、自分の行動の意義を実感することができます。

余剰のない世界のルール

余剰資産がない環境では、生命の基本ルールが優先されます。この場合、生存競争が激しくなり、厳しい環境においては、生存に苦しむよりも死を選ぶことが美しいとされます。

実践例

戦争や自然災害の中で生きる人々が、困難な状況下でも互いに助け合う姿を見ると、生命の基本ルールに基づく行動が尊ばれる場面が多く見られます。例えば、非常事態で命をかけて他者を救った人が、その救助が成功した時に、自分の行動を思い返して感謝と共にその瞬間を味わうことが、自分の価値観を強化するのです。

ルールの相互関係

人間の基本ルールと生命の基本ルールは、環境によってどちらが優先されるかが変わります。余剰資産が存在する環境では、人間の基本ルールが優先され、厳しい環境では生命の基本ルールが優先されます。

実践例

現代の都市生活では、人間の基本ルールに従った生き方が求められる一方で、極限のサバイバル状況では生命の基本ルールが前面に出ます。例えば、都市生活で慈善活動に参加していた経験が、極限状況でのサバイバルにおいても他者を助ける動機付けとなり、それが成功した時に、その経験を思い返しながら感謝と喜びを味わうことができます。

結論

生きることに意味を見出すためには、環境や状況に応じて生命の基本ルールの上に乗っかる人間の基本ルールを理解することが重要です。

簡単に言えば、2つで成り立っています。

  • 欲望に反してあたえる

  • 憎悪に反してゆるす

この2つが尊く、この2つの行為の結果としての感謝やお返しに気づき、その喜びを味わうことで道徳的な価値観が形成されます。

自我という概念は、生命一般のルールと人間のルールの接点です。その自我という概念をいつでも自由に削除できるなら、動物的な生き方から解放された尊い存在となるのです。

だんだんその価値観がしみついてくると、あることに気づきます。

よくよく考えてみたら、そもそも自分なんてものは便宜的な呼び方でしかなく、勝手に自分がいるとおもっているだけだとわかってくるのです。

人生が残酷な生き残りゲームのプレイヤーから、美しいアートを生み出す芸術家に変わります。

誰かのためになるから価値が生まれるのです。
それが存在価値です、

自分自身の欲望や憎悪から距離を置き、他者のために行動することで、存在価値を創出し、より充実した人生を送ることができるでしょう。そして、その行為が報われた時に、その瞬間を思い返して喜びを味わうことで、価値観を再確認し育むことができるのです。

呼びかけ

この記事を読んで感じたことがあれば、コメントで教えてください。同じように生きる意味を探している人に共感してもらえるように、広めてもらえるように頑張ります。

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