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ゲストの参加決定&アーティストコラム

---What's New---

<ゲストの参加が決まりました>
Vol.4に、美術家・吉野俊太郎さんの参加が決まりました。作曲家久保哲朗さんとのプレトークで、音楽と美術における宗教のあり方をお話しくださいます。また、ブックレットに執筆もしていただきます。プログラム詳細はこちら
●吉野俊太郎さんプロフィール
1993年新潟県生まれ。2019年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。2017年、卒業制作作品「門」にて首席。同年、Royal Academy Schools(英国)へ交換留学。2020年3月、WALLAにて「嘔吐学vol.1 ユー体、後ケイ」を企画開催。現在は東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程に在学中。専門は彫刻、研究テーマは「操演」。主に台座、人形(劇)論、奇術などを調査している。 

チケットならびにブックレットは好評発売中です!会場のアレイホールは小規模な会場である上、今回は感染症対策も行いますので、通常より更に席数が限られております。お求め逃しのないようご注意ください。各種通し券もございます!
購入先→https://projectnaka.stores.jp/


---Column---
アーティストコラム、第9回執筆はクラリネット奏者の亀居優斗さんです。Vol.2とVol.4にて室内楽とソロを担当します。

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はじめまして、クラリネット奏者の亀居優斗です。
コラムのお願いをいただき、何を書こうかと考えていますが…コラムというものを書くのは初めてです。
肩肘張らずラフにとのことだったので徒然と思いつくことを書こうかなと思います。

この文章は飛行機の中で執筆しました。北海道に向かう飛行機です。私が所属している東京佼成ウインドオーケストラは今年60周年を迎え、11月はその記念のツアー期間でした。北海道は7公演あるうちの5公演目、4公演と5公演の間に数日あき日があったので感覚的には後半戦といった感じです。

職業柄地方に行くことが多くその土地の景色や移動中の景色を見ることが好きです。そんな当たり前のことも今年はなかなかすることができず、半年はまるで存在しなかったかのような生活でした。この先どうなるのかもわからない不安と活動が再開されてきた喜びが入り混じり、純粋に楽しめているわけではないですがまた各地の景色を眺められているのはとても嬉しいです。"景色を見る"といっても色々あると思います、僕は飛行機から眺める景色が特に好きです。高いところから地上を眺めるとミニチュアを見ているようで、なんだか不思議な気分になるからです。思い返せば幼少期も空や宇宙みたいな大きな規模のものが好きでした。自分がどれだけ小さは存在なのか考えて不思議になる感覚が好きなのかもしれません。それは決してネガティブな意味ではなく、自分の知らない土地や世界が沢山あると思うとなんだか悩んでいたこともちっぽけなことだなと思ったりするからです。

芸術にもどこか似たような力があると思ってます。スポーツは心を元気にしてくれるとすると、芸術は心を安心させてくれるような存在ではないかなと。withコロナを求められている2020年、この生活がいつまで続くかわかりませんがどんな時でも芸術は私たちの生活に欠かせないものだろうなと思います。コロナで様々な情報が行き交い、どこにぶつければいいのかわからない怒りや不安を持つ今、芸術はどんな人の心にも寄り添う存在で在りたいと願ってます。
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年内はこれが最後の配信となります。いつもお読みくださっている皆様ありがとうございます。年明け以降もぜひお付き合いください!

●Project NAKA 第一回公演●
2021年3月6日、7日 於:アレイホール(下北沢)
詳細はこちら https://www.projectnaka.com/
チケット購入はこちら https://projectnaka.stores.jp/


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