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今の自分を受け入れて、一歩ずつ前に進む #1期生インタビュー

1期生へのインタビュー、今回は幸塚法明(こうづか のりあき)さんです。

大手メーカーへ勤めながら漠然とした迷いや不安を感じていたと言います。
そんな頃に出会ったProject MINT。ここで学び直そうと参加を決意します。

なぜ参加を決めたのか?
今役立っている学びは?
どんな複業をしているの?
複業を通して見えてきたことは?

早速伺っていきましょう!

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幸塚法明(こうづか のりあき)
兵庫県丹波市生まれ。大手メーカー勤務。
デジタル一眼カメラやスマートフォンのデバイス開発、量産立ち上げを担当。現在はソフトウェア開発を担当しながら、新しいアイデアを創出する「場」作りの運営に携わり、多様な人材が継続的に学び合える環境を提供しています。全ての人が個性を発揮し、楽しく自己変革を続けられる仕組み作りを行っていきたいと考えています。

ー「これがまさに求めていたもの!」という直感

ーーミントへ興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

 会社のイベントにProject MINT創業者である智恵さんがいらっしゃって、その講演を聞いたのがきっかけでミントについて知りました。その頃は、自身のキャリアを見つめなおす方法や機会を探していました。入社以来同じ技術領域を担当し、その分野でしか経験がないことから、「このまま同じ仕事をし続けてよいのだろうか、他の領域へもチャレンジしてみたい」という想いがありました。しかし、一方でそうは思ったものの、「自分のやりたいことって何だろう」と考えてみたときにすぐには考えつきませんでした。不安や迷いが強かったです。

ーーなるほど。ミントへの参加の決め手は何だったのでしょうか。

 自己認識+21世紀型スキル+複業支援の3つが重なったプログラム構成に惹かれました。自己認識で自身のキャリアを見つめ直し、システム思考などの時代が変わっても変革し続けられる21世紀型スキルを学び、最後に複業で学んだことを試すことができる。「これはまさに私が求めていたものだ!」と感じ、参加を決めました。


ー「前に進まないことには変化はない」

ーー実際にミントに参加してみて、学んだことや得たことは何でしょうか。

 まず、パーパスステートメントを得たことで、次の挑戦をしたいと思えるようになったことです。現在、挑戦として複業をおこなっていたり、また本業先でマインドフルネス部の活動をしていますが、挑戦し活動することへの意味を見出すことができました

▼幸塚さんのパーパス▼
パーパス:「楽しく 一緒に 成長し続ける」
ビジョン:「全ての人の個性が発揮された世界を作る」
ミッション:「あなたの行動を変えるきっかけを提供し、一緒に成長していけるコミュニケーションを取る」

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(パーパスステイトメントを発表する幸塚さん)

 自身のパーパスを見つけて以降、人を集めて活動を広げることをやってみたいと考えるようになりました。色々な方と出会ってお互いに高め合うには、まずは自分が新しいコミュニティに入ってみたり、また参加する側ではなく主催する側をやってみよう、と考えたことが現在の活動につながっています。今もまだ全ての不安が消えているわけではありませんが、「前に進まないことには変化はない」と強く感じることができていることは大きな変化です。

ーーまさにミントで学んだデザイン思考の観点ですね!

 その通りですね。デザイン思考の観点で「アイデア→プロトタイプ→テスト」を何回も繰り返すイメージです。本業先のマインドフルネス部の活動では、認定トレーナーの方に来ていただいて講座を開くなど定期的に活動を続けていまして、参加いただける方が増えてきたことがとても嬉しいです。自ら活動してみて良かったと感じています。

ーー活動が実を結んでいますね。他にミントで学んだことはありますでしょうか?

 自分の醜い部分を受け入れることができるようになりました。私は、承認欲求が強くて不安を感じやすい性格を自覚しているんですが、今まではそれを「直さなければならない」と思い込んでいたんです。しかし、「それを否定しなくて良い。そういう自分もあって良いんだ。」と認めることでパラダイムシフトが起こりました。今の自分のままでいいんだと受け入れ、その部分を自然と許せるようになりました。そのおかげで今は余計な不安を感じなくなっています。

ーーなるほど。自己認識を通して自身の欠点だと感じていた部分も受け入れられるようになった、ということですね。

 そうですね。そして、この複雑な正解のない世の中で、苦しみながら生きていかないといけないことに今更ながら腹をくくれた、ということもミントのプロフラムを通して自覚しました。黒川公晴さんのセッションです。先程のパラダイムシフトもそうですが、いつもの自分とニーズが満たされた自分を行き来しながら生きていくしかない、というお話がとても響きました。あわよくばこの不安を消してもらえないだろうか、と思っていたんですが(笑)、そうではないんですよね。公晴さんがおっしゃる「健全な絶望感」を抱きながら生きていくことに納得しています。

ーー腹をくくれたことで今のご自身の行動に影響はありましたか。

 物事を「いい、悪い。正しい、間違っている。」などの二元論で考えなくなりました。今までは必ず物事には正解があると思っていましたが、そうではないと認識することで他人に対しても、不安を感じやすい自分に対しても許せる部分が大きくなりましたね。コーチからも「以前よりポジティブな発言が増えた」と言って頂きました。
 また、同じ1期生として一緒に高め合える仲間と出会えたことも大きな収穫です。このような多くの学びをえて、現在は「今の自分を受け入れて一歩ずつ前に進もう」と思えています。

ー行動につなげていく

ーーミントでの学びをこれからどう活用していきたいと考えていいますか。

 まずは、自身のパーパスを見つめ直しながら行動につなげていきたいと考えています。今の行動の先に何があるのか考えながら、イベントを開催したり、学び合えるコミュニティであったり、パーパスを見つけていない人に見つけるプログラムなどプロトタイピングしながら行動していきたいと思っています。

ーー現在、複業中ですが、実際にどのような活動をされているのでしょうか。

 OS21という団体で、内省・対話力を高めるプログラムを理解し提供していけるように活動しています。現在はありがたいことに、私自身がプログラムを理解するため学ばせて頂いている最中でして、将来的には周りにプログラムを提供し、自分らしく生きていける人や高いリーダーシップを発揮する人を増やすため、活動の幅を広げていきたいと考えています。

ーーそして現在ミントでも専属コーチとして活動されています。なぜ参画されようと思ったのでしょうか?

 智恵さんに誘っていただき、ミントへ「恩返ししたい」気持ちがありつつ、自分のプログラムつくりたいと考えている上でもコーチングの重要性を感じていました。私自身がミントで受けたコーチングは素晴らしいもので、あるがままの自分を認めて許せるようになれたのはコーチングのお陰でもあります。その素晴らしいコーチングにぜひ自分も携わり、そして自身の新しいスキルとしてコーチングを身に着けたい、と参画を決めました。
 一方、現在2期生の伴走を終え、コーチングの難しさも感じています。もっと勉強したいという気持ちと同時に、本読むなどのインプットだけではなく実践の大切さを感じています。伴走していた2期生の方は感謝して下さっていて充実した時間を過ごしていただけた様で、とてもやりがいがありました。これから更に経験を積んでいきたいですね。

ーー今回のコーチングの経験を、今後どう活かしていきたいと考えていますか?

 今年度から本業で、新入社員の指導係を任されています。その方の単なる指導ではなく、コーチングをして内省に繋がるような、気持ちを大切にした関わりをしていきたいと考えています。また、通常業務においても、組織として成果を上げるために「べき」論ではなく、個人の想い、背景、感情や価値観などを聞き取った上で組織の方向性を決められると、メンバーのモチベーション上がるのではないか、とそのやり方を模索しています。
 また、ミントでは受講者から専属コーチとして運営側に関わることで、私自身とても良い刺激を頂きました。特に先日行われたインパクトデーでは、この10週間で変化を遂げていった2期生を身近に感じ、私自身も改めて進化したい、と感じています。気持ちを新たに進んでいきたいと考えています。

ーー様々な複業をされている幸塚さんですが、これらの活動を通して実現したいことはなんでしょうか。

 将来的には、自分自身のプログラムを完成させ、新しい挑戦の一歩を踏み出せる人を増やしていきたいです。また、まずは現在の本業に更に打ち込みたいと思っています。本業以外で活動してみて感じたことは、「迷いや不安をなくしていくには、本業に更に打ち込んでみることが大事なのではないか、複業が逃げの一手になってはいけない」ということです。ミントで学んだ21世紀型スキルを本業で活かし、さらに充実させることで新たに見えてくるものがあるのではないか、と感じています。これは複業を経験した結果気付くことができました。本業を見つめ直すいい機会になっています

ーー最後に、今後どう活動していきたいと考えていますか?

 今回改めて自身のパーパス、ビジョン、ミッションを見つめ直し、現在の自分の活動がそれに沿ったものであったことを再確認しています。その上で、本業に更に打ち込みつつ、現在活動しているように新しいコミュニティ運営今後も続けていきたい、と感じています。

fin.

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