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【クルマ編-第50回】FIAT 500 1.2 COLT <レギュラー>

最近、いつの間にか 街中で走る姿を見かける機会が多くなった、イタリアンチックな レトロ・モダンを演出しているクルマ、FIAT 500 1.2 COLTを、今回取り上げました。 FIAT 500シリーズの中でも最もスタンダードな仕様です。

 今や、軽自動車から大きなミニバンまで「派手なメッキ装飾や、存在感を強くした前顔」を持つクルマが溢れ、アメリカやヨーロッパの街中とは全く違う、 日本独自の "クルマ風景" の中に、あたかも「一息の休息」を与えてくれるような存在を感じさせる FIAT 500のデザインと商品の企画。
FIAT 500は遥か以前から国内でも販売はされてきましたが、軽自動車を始め国産車の「ミニバンへの移行と、ど派手な前顔」が増えると共に、ここ最近は売り上げが増加し、特に昨年('22年)は過去最高の販売台数だったそうです。
 
確かに、以前と違い「派手で押しの強いクルマ」が街に溢れる程、このイタリアンチックなラテン系の「レトロ&モダンで、ホッとする一息」を提供する FIAT 500 の販売が増える状況は、表と裏の関係で「環境対策車が増えるほど、同じ比率でスポーツモデルも販売を伸ばす」姿に被ります。

FIAT 500 のモデルラインナップには、2気筒 0.8Lの排気量にターボを組み合わせて高性能化したバージョンや、今話題の電動車(EV)バージョンもありますが、今回は 直列4気筒 1.2L NAエンジンに、乾式単板の電磁クラッチをマニュアルトランスミッションに組み合わせてオートマチック化した、最もベーシックなバージョン、1.2 COLTを取り上げました。

全てが " クラッシック調の まる型" で統一された、面白くモダンなインテリア

ラテン系センスが演出する レトロ&モダンなデザインに、少し懐かしさを感じさせるスペックの「直4 1.2Lエンジン+簡素な電磁クラッチ式トランスミッション」と、国産の軽自動車より軽い 990kgという車両重量を組みあわせる FIAT 500 1.2 COLT が、どんな雰囲気をつくりだして独特のクルマの楽しさを感じさせてくれる時間と空間をくれるのか…? 評価と検証をしました。

しかし、FIAT 500は軽自動車特例で「特別に緩和された試験条件で型式認証」を取得して売られている軽自動車と違い、世界で最も厳しい欧州の法規規定(衝突や排気規定)を、全てに渡り普通車と同様に認証を取得しています。その為に FIAT 500 の車体剛性やサスペンション、ブレーキシステムなどは、最近のヨーロッパ車と同等になっていました。
 少し以前のスペックで造られた エンジン性能やトランスミッションの機能性を除けば、FIAT 500 の 車体剛性や強度、室内空間が造りだす操安性や乗り心地や使い勝手などのベンチマークレベルは、コンパクトカークラス並の仕上がりでした。

軽自動車+αで買える お手頃な販売価格の設定も含め、この先も 「ホッとする一瞬を、ラテン系のセンスで和ませてくれる空間と時間」を提供してくれる、レトロ&モダンなクルマは、存在感を増していくことでしょう…。

 皆さんも、そのクルマがライフスタイルのパートナーとして、ユーザーに何を提供しているのか…? そして、そのシーンは…? そんな視点で日常の街中で観かけるクルマを洞察してみませんか!! 
きっと色々なことを教えてくれると思います。 そしてそのような洞察と思考はクルマに限った話ではなく、ビジネスや日常の中でもきっと何かのヒントや閃きになって活きる場合もありますよ~。

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