【水野が語る…「よもやま話」-7】アメリカ西部発展のマザーロード Route66-後編
開発実験や市場調査、そして海外講演やプライベートなどで「様々な処に行った時のエピソードや、素晴らしい風景や面白い文化などを紹介して」という皆さんからのリクエストにお応えするシリーズの第4弾。
あの、アルカポネの舞台でもあり、当時商業や工業の街として発展していたイリノイ州のシカゴから、まだ発展途中の西部ロサンゼルス地区のサンタモニカを結ぶ、路線長さ2,347mileの国道 Route66。 1930~40年代に大ヒットした小説や映画「怒りの葡萄」の中でもマザーロードと言われ、アメリカが発展する中で、東部と西部を一つに繋いだ大切な幹線道路とみられています。
今回はその後編として、Route66と共に発展した街道の分岐街 「Barstow」から、終点の ”End of the Trail” があるロサンゼルス「Santa Monica」まで。途中に、ロサンゼルスの街が一望できる”GRIFFITH天文台”へ登ってみたり、少し寄り道を交えながら紹介します。
Route66と共に発展した街「Barstow」のメインストリートは Route66そのまま。如何にこの街の発展に Route66が大事な役割を担ってきたかがうかがえます。
街の北側にあるBarstow駅の裏側には、Route66博物館と、鉄道博物館が併設されています。やはり、昔の大陸横断用の機関車は強さの塊りで、威風堂々とした面構え、圧倒されます。
Barstowの街からロサンゼルス市内に向かう街道には、アンティークショップや古いカフェなど、昔を偲ばせる色々なお店があります。 ちょっと寄って、買い物やお茶の時間をしてみるのも良いです。
ロサンゼルスの市内に入ったら、GRIFFITH天文台に登ってみて下さい。私もロサンゼルスに来ると時間を見つけては、ここに足を運んでいます。最初に行った80年代後半の頃に比べると、きれいに整備され過ぎて少し寂しい気もしますが…
昼間の展望も、夜景も、眼下に観える 海まで続くロサンゼルスの街は素晴らしい景色を提供してくれます。 有名な HOLLYWOODの看板を観ながら、カフェテラスで飲むコーヒーも良い思い出。
GRIFFITH天文台から下ったその先は、ビバリーヒルズやハリウッド。 10mileほど進んで左手に降りて行くと、そこは…映画「プリティ・ウーマン」でジュリア・ロバーツが買い物をした場所。私が、R35GT-Rの開発でブランドとエクステリアデザインの検証に使った、ロデオドライブです。
ビバリーヒルズの豪邸や、ハリウッドのチャイニーズシアター前の手形など観光を楽しんだ後は、サンタモニカ通りを下って・・・Route66の終点の標識 ”End of the Trail” がある、海に突き出たピアの真ん中まで行きましょう。
最近は海外に以前ほど気軽に行けない状況ですが、コロナが落ち着いて円安もひと段落したら、ぜひ行ってみてください。
ここから先、詳しくは動画をお愉しみください。
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