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【クルマ編-第42回】HONDA FIT e:HEV RS <レギュラー>

キビキビした走りと 日常の使い勝手を売りにした HONDA FITに、走りをより充実させた RSバージョンが追加されました。

 日常生活の中での実用性を売りにしているだけあって、コンパクトなボディーサイズにも拘わらず、その実質的な広さや使い勝手の良さ、更にはフロントウィンドウの安心感すら与えるパノラマビューまで、確かによく考えられているコンパクトカーと思えるFIT。 ただ、残念なのは…従来はHONDAといえば、オデッセイや シビック等、一目で「他には無い機能性とプロポーションで新たな市場を造るHONDA」という印象があったが、最近のホンダを視ていると、新たなクルマとしての提案性は少し薄くなり、他社車との差別化だけを表に出し過ぎているように感じられます。
確かに「乗れば解る」という言葉はあるが…

そんな中で今回、HONDAらしさの走りを訴求した派生モデルの RSが追加設定されたので、早速 評価と検証をしてみました。

スズキ・スイフトスポーツと同様に、200万円前後に設定された販価は、軽自動車の高額価格帯と同じ!! まずこれがエントリーモデルとしても魅力的ですね。そして、生活実用性の利便性と、今回提案された RSの走り。
ハンドルを握り最初に感じたのは、売り文句通りの「日常生活での実用性の高さ と、軽快な走りの両立」という日本車らしさでした。

後席の座面を上げて畳んだり、座面と背面を床面部まで
収納できるのはHONDA独自の利便性

 しかし…確かに、軽快な走りは強調して演出されていましたが、現状のサスペンションのセットアップ手法ではトレードオフとして発生する「後席の突き上げとボトミング(底付き)のレベル」は今後の改良を期待したい課題でした……。

 今やクルマは、単にモノの比較をして「良い とか 悪い」とかいう商品ではありません。生活のパートナーとしての存在や、そのクルマが生みだされた背景までも知って、カーライフを愉しみましょう。
そしてもはや、国産車とか外車という壁で分けてクルマを使い熟す時代でもありません…!

ここから先、詳しくは動画をご覧ください。

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