
平脉法第二 18
問曰.東方肝脈.其形何似.
師曰.肝者木也.名厥陰.其脈微弦軟弱而長.是肝脈也.肝病自得軟弱者.癒也.仮令得純弦脈者死.
何以知之.
以其脈如弦直.此是肝蔵傷.故知死也.
〈ポイント〉
・肝の平脈と病脈
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『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」であり、病位です。 経絡経穴で治療する鍼灸師(特に経絡治療家)には、この考え方が不足しており、これを学ぶために『傷寒論』を学ぶ必要があるのです。 『傷寒論』を学び理解することで、病気が立体的にとらえられるようになります。 本連載では、経絡治療家がどの様に『傷寒論』を読めばいいかというテーマに挑戦したいと思います。【大上勝行】