👫「挨拶」と「はいの返事」

社会人の基礎－挨拶と返事

※長めなです。ゆっくりお読みください。

社会人の基礎－返事と挨拶

近年まで礼儀作法・マナーは会社の
イメージとして捉えられてきました。

現在のような個の社会では、
個々人の個性を生かし伸ばす目的で、
押し付けがましい一方通行でなく、
個々人が自発的に考える様々な研修
などを取入れる会社も増えています。

社会人になる方々の中には、
陽気で明るくてコミュ力能力のある人、
内気でややコミュ力が十分に備わって
いない方、笑顔や白い歯が素敵な方、
表情豊かな方、無表情な方、など様々です。

社会で生き抜くためには一社会人として
当たり前ま｢挨拶｣や｢はい｣の返事のマナーや
その時の作法は、円滑な人間関係に必要です。

挨拶は人間関係の基であり、
返事は職務遂行の基本(基礎)です。

先ずは、
以下の内容を確り身に着けてから
それを基に個性的な挨拶や返事が
出来るようにすることをお勧めします。

「当たり前」の挨拶と返事の原義を知り、見直す

支え合う私達

人と触合う様々な社会生活や仕事のスタートは
先ず【挨拶】からですが、以外無意識なのは
「はい」の返事の種類と使い別け方です。

今までの【当たり前】とされてきた、
対話時の｢はい｣の返事、対面非対面
に関わらず挨拶やマナーのレベルの
線引きをし、見直す為の第一歩として、
夫々の挨拶の心身の活動と｢はい｣の返事
がどの適切なのかを個別に顧み再確認し、
現況に合わせ挨拶と返事の当たり前(常識)
とされる基準の線引きの見直す必要があります。

その為に、先ず自分自身や自社(店舗)で
当たり前になっている対面時の｢はい｣の
返事の心身の活動、対面非対面時の｢挨拶｣
活動を徹底して振返り、見直しましょう。

📖挨拶の原義(語彙)

挨拶の意味(語彙)は
『挨』＝「開く・押す・迫る」
の意味。
『拶』＝「押し返す・引き出す・迫る」
の意味。
要約すると、
挨拶は｢相手の心を開き、
相手の良い部分を引き出す｣こと。

『はい』の返事はコミュニケーションと信頼の【原点】

👨個性的な声の表情と伝え方
声にも様々な表情があります。
例えば、
「はい」返事のたった一言でも、
あなたの話し方や伝え方次第で
様々な表情になり会話ではその声
の表情から受け止められる印象が
様々に変化して相手に伝わります。

好感を与え、好意を持って貰える
場合もありますし、或は不愉快や
不快感を与えてしまい、伝える人に
不本意な意識や誤解を抱かせ兼ねません。

また、こちらの誠意が伝わり誠実さを
理解し判って戴ける場合もあれば、
声の表わし方、伝え方が不十分で無関心に
させてしまう場合もあります。
声の持つ表情が相手に与える印象の影響が
如何に大きいかを「はい」の返事を
実際に使って確かめてみましょう。

ワンランク上の「はい」の返事を身に着ける

実際にこの「はい」の返事をする時に
次のようなことを意識すると、
必ず活きた返事が出来るようになります。
※この内容は、ある大手会社の新卒や社内
　研修の場でロールプレイに使われています。

《拝》を意識する返事

自分が受けた心や思い(想い)の場合、
有難い、感謝、尊敬、お褒め戴いた際、
返事する相手の方に、柔和な表情で
アイ(愛)コンタクトをし腰から上半身を
相手の方へ正対しやや(15度位)倒しながら、
若しくは深く頷きながら、
言葉を比較的ゆっくり噛み締めるように
『ありがとうございます』＝有難い
の感謝の意を言葉に出すつもりで
優しい口調を意識して｢はい｣と言います。
(＝拝謝・拝聴の意識を持つ)

同時に背筋をピンと伸ばすと良いでしょう。

「拝」という字の意味(語彙)は
「丁寧に敬礼する・有難く受ける」
と言う相手をリスペクトする気持ち、
相手からの呼びかけを感謝して確り
受け取る気持ち＝拝謝の現われです。

《配》を意識する返事
目配り、気配り、心配り、身配り、手配り、
の五配りに注意を払うなどの意の場合は
話す相手に正対し、真摯で素直、誠実さ
と謙虚さを感じられる表情・姿勢態度で、
安心感を与えられるようアイコンタクト
し、内容によって頷く角度を変えながら
「かしこまりました」
「承知致しました。」
を意識して「はい」又は
「はい、かしこまりました」
「はい、承知しました」
「はい、そのように致します」
「はい、おっしゃることに注意を払います」
などの言葉を付け加えて答えます。
この時は待機の姿勢で答えると良いでしょう。

《背》を意識する返事

会社の上司や仕事の責任者からの
様々な指示、命令、指令、間違い
などを指摘された場合、その相手に
信頼される謙虚で誠実な態度と共に、
安心感の提供を意識し不安を与えない
ように心掛け、元気良く力強い語調で、
足元を揃え、気をつけの姿勢を意識し、
背筋を伸ばして確りと「はい」又は、
｢かしこまりました｣と言うこと表します。

同時に、
「はい、おっしゃるように致します」
とひと言ハッキリ答えると良いでしょう。

また、
返事とは別に用いますがミーティング、
会議などで挙手をする際の[輩]の語は
｢我輩｣の意を表わし自己顕示、自己主張
の意味を含んでいる語です。

大きな声で明るく、目立つように
元気よくハッキリと発言します。
この｢輩｣も大切な｢はい｣の一種です。

このように、
夫々の｢はい｣の語の持つ意味を意識し
返事をする様にするように知り組むと、
あなたはいつの間にか誰からも信用、
信頼、愛される人になっているでしょう。

簡単な｢はい｣の返事にも相手に対する
｢思い遣る心｣があることに意識しましょう。

たった二文字の「はい」でさえ、
言い方一つで貴方の印象が変わります。

常識力としても誰もが知り使っている
｢はい｣の簡単な言葉ですが、
このたった二つの語｢は・い｣の言葉を、
どの程度場面や人に合わせ使いこなせるかが、
対人マナーやコミュニケーション力に出ます。

ワンランク上の返事、
「はい」を使うためや大切な人への
思い遣りの返事『はい』＝拝・配・背と、
自らを指す[輩]をその場に合わせ上手に
使いこなすことはあなたの人間力です。

「はい」の返事を活かす

どんな職場でもこの｢はい｣の返事が
上手く出来ることは対人関係構築の
円滑なコミュニケーションは元より、
信用や信頼を得るためにも大切です。

様々な面接時、
以前と違い、最近は面接に行く際に
ビデオや本などの情報から応募者の
外見的なスタイルや基本的な姿勢と
マナーは形だけでも身に付けている方
が多くなってきているように感じます。

見た目や話し方は、似たり寄ったりで、
個人の資質・能力や潜在的な資質を
短い時間内で瞬時に見抜く心身の活動
洞察は中々安易ではないと考えます。

そのような中で、私は新規採用時の
採用基準として重きを置いたのは
次にあげる【５つの項目】です。

１． 明確な「はい」の返事
２． 挨拶時の身体の向き(正対ポジション)、 　
　　アイコンタクト、足元と姿勢の正しさ、
　　答えのタイミング
３． 傾聴力
４． 口調(声の表情)
５． 意思決定力と自己表現力
以上、５項目を正対しアイコンタクトを
して話しをしているか、ビジョンの有無
などを主に面接しました。
その中で人間力の基礎＝躾とも言える
｢はい｣の返事が相手に向かい素直に、
正対し、ハッキリと言えるか、否かで
対象者のマナー、 常識力と人となり
がある程度伺い知れると言えます。

🟠はいの返事の転載先

返事「はい」の意味 - 蜜柑のつぶやき ～演出家の独り言～

💞返事「はい」の一言に心を込める💞

大切な人へ思い遣る返事 『 はい 』は常識力
普段の生活で使う「はい」の返事には、
共感する意味で使ったり、理解、納得、
自覚を表現する場合に言ったり、
指示や命令などを承諾、確認する時に
相手に心から伝えるために使います。

「承知しました」「かしこまりました」
「承りました」「そのようにします」
「わかりました」「お任せ下さい」
「仰る内容、その通りと受容れます」
などの意味があります。

この返事は必ず言った相手に伝わるよう
ハッキリと言い、伝えなければなりません。
これも言われた人への思い遣りです。

「はい」の返事の後に
「ありがとうございます」
「かしこまりました」
「判りました」
「承知しました」
「直ぐにします」
などの言葉を付け相手に伝えます。

これは、相手への理解や承諾を
強調した「はい」の返事です。

当然ながら信用して頂けるように
ハッキリと、安心感を与えるよう
アイコンタクトし力強く答えます。

心や想いを伝えてくれる話、
自分のためになる有難い話を聞く時、
感謝の気持ちで拝聴させて頂きます
の意で、貴方のお心、お話、お言葉を
「有難く・有難い」気持ちで拝聴させて
頂くことを意識して心の中から
｢有難うございます｣と優しい口調で
拝の語意を念頭に置き｢はい｣と答えます。

相手のこちらへの気遣いや心配りが
感じられ自分自身に気配りや心配り
の言動が必要な場合は、
「言われることに充分気配りします」
の｢配の語｣を意識し｢はい｣と自分に
言い聞かせるように返事します。

同時に相手への気配りも意識することも
忘れないようにしなければなりません。

相手から指示、命令を受けた場合は
「背負う」心を意識して元気良く、
指示された相手に安心感を与えるように、
貴方が言われたことを、私は責任を背負い
間違いなく行いますと言う心を意識して、
相手の目を見て力強く｢背｣と返事します。

この｢はい｣を表す三つの漢字を意識して
返事をするよう成れるとあなたは
仲間から愛される人になっているでしょう。
｢はい｣の返事には、返事をする相手への
心遣い・配慮・敬意表現、｢思い遣る心｣
があることに気付くことでしょう。

小学生の｢あいさつ｣の受けとめ方