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所作、姿勢、言葉遣い、態度に    お店の心の表れる

何気ない仕草、それはお店の心の表れ

(=取組み意識・姿勢態度)

※の付いた内容は、
 体験から記した私見です。

最近友人に誘われ、
彼の行きつけの歴史のある
「和食店」で会食をしました。

予約していたこともあり、
入口で満面の笑顔で女将さん
(40第二代目?)のお迎えを受けました。

ここまでは
何処の店でも当たり前の所作です。

そのすぐ後、
「・・・様、どうぞこちらへ」
と言って、背中(お尻)を向けと
何の会話もなく席へ案内されました。

※経験から、
ファサードから席まで御案内する
一つの方法として誘導する際、
お客様の足元や周りに目配り、
気配りをし、会話しながら半身
で御案内するのが一般的である
と認識しております。

そのような当たり前は置き去り
にされているのを体感して、
この店は変わったなぁと思いました。

そして、
六畳ほどの個室に案内され跪座の姿で
、襖を開けテーブルを真っすぐ手差し、
「こちらで御座います。
 ごゆっくりお過ごし下さいませ。」
と言い跪座からすっと立ちお辞儀をし
スッと背を向け部屋を出て行きました。

※和室では座位から立つ時は、
 跪座のまま少し後ろに下がり
 立つことも「礼」を表す所作であり、
 手差しは「の」の字を描くように
 動かすることもおもてなしの作法です。

案内されたその席に、
残念ながら席名もありませんでした。

※席名やひと言のメッセージカードは
 お客様への店の心身の姿勢の表れです。

その後、女将さん直々に、
お茶とお品書きをお持ちになり、
笑顔で左右関係なく私達二人のまん中
から配り跪座での後ずさりもなく
背を向けすっと立ち去りました。

※これも、各人の右からの提供、
 跪座での後ずさりもを示す行為。

 料理や飲物提供時も左右関係なく
 中央から、姿勢にも「礼」を感じない
 儀礼的でサービスでした。

 料理の皿や飲物に指先を添え軽く回す
 おもてなしの仕草もありませんでした。

※素敵に見える仕草、恰好良い姿や笑顔は
 作って出来ること、しかしお客様が食べ易く
 置くのは思いやりの心がなくては出来ません。

お客様と心で向き合う姿勢は
何気ない姿勢態度に表れ易いもの
といつも認識して取組みましょう。

💟店の心の表れる一人ひとりの姿勢・所作


① 設え業務時
② 待機時(顔・顎・首・背中・腰・膝・足・足元)
③ お迎え時
④ 誘導時

⑤ 着席時
⑥ 挨拶時
⑦ 提供時
⑧ 会食時

⑨ バッシング時
⑩ 会計時
⑪ お帰り誘導時
⑫ お見送り時

⑬ クリア・クリンリネス時
⑭ 各種打ち合わせ
⑮ 苦情処理時の姿勢
⑯ 災害時

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