挨拶力UP(4)挨拶の心と礼
🙇挨拶の礼儀と礼節
当たり前の挨拶を今一度見直そう
現在の日本の生活環境は、
即効性と利便性の消費重視の時代が終り
作法やマニュアルの定型で表現出来ない
互いの絆を心と心の繋がりと共にコトと
言われるモノに触れ味わう体験で感じる
感動と共に使い心地(≒余韻)を消費者自身
が認識する個人の精神的満足感を味わう
社会環境に様変わりしました。
現代は変化が激しく予測が困難な時代、
価値観が多様化している社会到来とも
言われていますがそれが「人の心の礎」
になることはいつの世も変わることが
ありませんし、必要不可欠です。
それを支える土台は人としての『品性』
即ち他人に不安・不快を与えない最低限
の礼儀・礼節の作法です。
品性=品格の基本は家庭・学校などで
育まれるものですがそれを求めること
は非常に難しい時代環境です。
即ち、
品性は社会人に成ってからの日々の仕事
や対人関係の中で一から学ぶことです。
大人と子供の違いは、
「礼節」が何たるかを知りそれを確り
身に着けているか、否かです。
この「礼節」を弁えそれを一個人の「礼儀」
の所作(礼儀作法)として生き様に表して
こそ初めて一人前の社会人と言えます。
活動する会社や組織の資産は、一社会人
であるひとり一人の社員の人間力です。
仕事のノウハウを得ること以上に重要な
ことは礼儀・礼節と人柄と人間力の礎で
ある心と身体の活動です。
会社や組織の看板を背負う社員個々人の
礼儀・礼節は、会社の品格を表します。
さて、
「礼儀と礼節」この違いは一体何でしょうか❓
国語辞典には、以下のように記してあります。
「礼儀」とは、
人として尽くすべき敬意表現と超えては
ならない言動の壁
「礼節」とは、
その社会の秩序を守るための礼儀作法や
節度のある行動の仕方。
私見ながら、
礼儀は、
作法の意味と近いテクニックや生き方
礼節は、
所作の意味と近いスキル生きる道≒
心の在り方であると考えられます。
人として大切な節度ある礼の行動は、
相手の心の位置=感情を正しく理解
認識をしないと出来ません。
また、
礼儀作法を現す仕草には「仕草」と「思草」
があり「草」という意味は行動と言う意味、
「仕草」は、比較的感情に左右されにくい
行動の仕方、即ちテクニックやスキルに
似ており、「思草」は、感情に関係し相手を
思い遣る心を以って行動することを言います。
自らを謙遜し、相手を敬い尊び、己の行いを
丁寧にすることを「礼」と言います。
この「礼」を其の場、其の時に即した状況に
応じて(Т.P.Оに)自らの行動が出来るように、
弁えて行動することを「節」と言います。
「人の礼法あるは、水の堤防あるが如し。
水に堤防あれば氾濫の害なく、
人に礼法あれば悪事生ぜず。」
貝原益軒氏の言葉。
この文言の如く、礼儀・礼節は出来て0点、
出来なければマイナスです。
これは人間関係のディフェンスの役割です。
これがないと他人から、あらぬ誤解や攻撃
を受ける元になってしまいます。
この「礼」を表すお辞儀は、
自分が相手に敬意を表する態度と同時に、
相手を通じて自分が自分に対して敬意を
表すと言う原義があります。
このことも社会人の知識として確りと
弁えて置くことも大切です。
此処で、
挨拶UPについて今一度見直すこの記事を
今改めて書いている理由は、ここまで上記
した社会人の礼儀、サービス業に従事する
スタッフの作法(所作)がコロナ渦後に乱れ
≒不徹底が多く見られる所以です。
その理由は、
社会人としての挨拶の心身の活動の不徹底
接客業従事者のお見え頂いた顧客に対する
生活を支えて下さる感謝の表現の言葉態度
「有り難う御座います」をコロナ渦に於いて
言わないで良いと言う癖がついたのか❓
店や販売現場で減少した故です。
インバウンドで日本独自の文化を味わう
ために、来日されるお客様が増えている
現況も鑑みて、今一度当たり前な挨拶の
徹底の見直しが必要ではないでしょうか。
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