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マナーの原義を理解する


【マナーの語彙=思い遣る気持ち】

マナーは思い遣りの形

以前H.P.に
「上着・貸してくれる男性の心理」
と言う検索語がありました。

この上着・貸してくれる男性の心理は、
何等かの見返りを求めて上着を貸す場合と
その男性の持つ相手を思い遣る優しさから
自らのことを意識せずに上着を貸す
行動をする場合があると考えられます。

後者と同様に相手を思い遣る優しさから、
自らのことを意識しない行動や会話が
先年の東日本大震災の数々の被災地でも
数多くの被災者や支援する人々に見られました。

この行動(活動)は、
正しく利他の精神情けは人の為ならず
と言った言葉で表現されている、
人を思い遣りの心の現れであると言えます。

当初より度々書いたように
出会い触れ合う人を「思い遣る心」
を表す形がマナーの本質(語彙)です。

それ故に、
マナーは、見返りを望んだり、
求めたりするものではありません

日常生活や仕事上で思い遣りの形
であると言うマナーの原義を忘れ、
挨拶や感謝を望んだり、求めたり、
酷い場合には強要する場合が多々あります。

マナーの心-After you


また、挨拶の語彙や目的を知らずして、
挨拶を返すのが当たり前と言う認識からか
マニュアルに載せたりして無理強いしている
サービス業などのお店も少なくありません。

或は、「してあげた」と言う気持ち故に、
その心の裏側にある「してあげたのだから」
と言う見返りを望み求める気持ち(意識)が
大切な人を失う行動や言葉になる場合もあります。

このことと共に、
魅力、知識、能力は求めるものにあらず、
与えるもの
であるということを自覚し、
認識することも、一人の人間(社会人)
として確りと弁えておきましょう。

人との触合いがあるサービス業などで、
お客様や出会い触れ合った相手の方から
心からのありがとう」の感謝の言葉を
頂いた時の喜びは心の中に何とも言えない
感激や感動を呼び起こします。

それは、
もてなしやサービス業に関わる人たけが
味わえる醍醐味(心のエネルギー)と言えます。

本当の感動は、望んだり、求めたり、
感動させる為を意識した言動や態度を
することで生まれるものではありません。

相手のことを心から思い遣った何気ない
気配り、気遣いや心配りの態度や言葉、
おもてなしの心と言動によって触合った
相手の心の中に生まれるものなのです。

マナーは人の心に生まれる思い遣りを現す
故にマナーと言われる敬意表現(リスペクト心)、
挨拶や感謝の言動は、自ら決して求めず、
望まず、私心無く与えてこそ生かされ、
与えた側の人の心に形を変え何らかの姿、
物や形で必ず戻って来ると体験しました。

同様に、
人の魅力もこちらから求めたり、望んだり
せずに与えるものと認識して置きましょう。

私心無き利他の心


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