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日本の夏の風習「お盆」

お盆のルーツの認識


祖先の御霊に感謝する-お盆

お盆-イメージ図

今日~16日迄「先祖に感謝する」お盆

このお盆は日本古来の習わしとされ、
子孫が先祖の御霊をお迎えし供養し、
同時に第二次世界大戦で亡くなられた
多くの御霊によって守られ、今生かされている
ことへの感謝とその御霊への供養
のために行う、
日本人として大切な行事と言われています。

日本各地で行われている様々な夏祭りは、
子孫が先祖の御霊をお迎えし供養と共に
災害で尊い命を失った方々の御霊を供養
これからの日本を元気づけ、活気づける
心身の活動の意
があるのではないでしょうか。
そしてそれは、日本人の他者を思いやる心、
おもてなしの心とその活動であると思います。

お盆の知識-辞書検索

日本では、推古天皇の14(606)年に、
始めてお盆の行事が行われたと伝えられている。

各地で行われるお盆の行事は、
各地の風習などが加わり、宗派による違い
などによって様々だが、一般的に先祖の霊が
帰ってくる行事と考えられている。

お寺では施餓鬼供養をするが、家庭では先祖
の霊が帰ってくる日として様々な行事を行う。

お盆の行事は釈迦の弟子の一人
目連尊者(モクレンソウジャ)が母を救う話に由来する。

目連尊者はある時、
神通力によって亡き母が餓鬼道に
落ち逆さ吊りにされて苦しんでいると知った。

そこで、どうしたら母親を救えるのか
釈迦に相談したところ、
「夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、
 多くの供物を捧げて供養すれば
 母を救うことが出来るであろう」
と言われたと伝えられている。

そこで、
目連尊者が釈迦の教えのままにしたところ、
その功徳により母親は極楽往生が遂げられた
と言う、それ以来
7月15日(旧暦)は父母や先祖に報恩感謝を捧げ、
供養を積む重要な日となったと言われる。

お盆は先祖の霊に感謝する期間

夏の風習-お盆

古より我国に受け継がれている
夏の行事【お盆】は多くの先祖
の御霊に支えられ、自然やものに
よって生かされ、今こうして
生きていられることに感謝する行事です。

お盆日本の風習

皆さんは今年のお盆、
如何お過ごしになられますか?

家族で実家にお帰りの肉親と会われる方、
暫くぶりに国内外の旅行に出かけられる方、
お家の中でのんびりゆったりなさる方、
休まずにお仕事されていらっしゃる方など、
個々人が様々なお盆を過ごされることでしょう。

🎌古より日本にある素晴らしい行事≪お盆≫

🔳お盆期間の活動へ提言

世界中の自然が大きく変化つつある今、
私達は、個の社会、少子高齢化社会、
格差社会に入り、犯罪の低年齢化、
自然震災復興、孤立つ化。モラル、
(引き篭り・いじめ)日本人力の低下
などの諸問題に直面し、それに立ち
向かっていかなければ成りません。

上記したような山積みの課題がある現在、
お盆の考え方、心の持ち方、行動も多少なり、
変えて行かなければならないと思います。

例えば
「先祖への恩返しの活動」に目を向け、
その恩返しを個々人に見合う何らかの
心身の活動を行う必要があると思います。

今迄のお盆は、
先祖を自宅に迎え供養すること、
暫くぶりに会う肉親や故郷の人々
との触れ合いをひとつの行事として
日本人みんなが行って来ました。

これからは、
祖先の供養と同時に心の「報本反始」、
即ち、自らが人としての生活の原点に
立ち戻り心の育成にも目を向け、
個々人の人間力を鍛え、その心を育むこと
を再認識する期間になれば良いのでは?

現在の社会は、
心の優しい若者は多くなりましたが、
同時に、個人主義の広まりと共に、
意思表示力の低下、心の育成に背を向け、
忍耐力が弱く、モラル・自制心が弱くなり
キレ易い人も増加していると思われます。

日本の心「お盆」の行事をキッカケに、
人口の減少への心の対策として日本に
必要とされ、苦難に立ち向かえる強く広い
愛他の心を備えた人間を如何にして創るか
を多くの人が考えてみては如何でしょう?

報本反始

報本反始」(ホウホンハンシ)【以下の解説は出典不詳】 
  反本も復始も根本・本質に戻ること。
  根本に立ち返りその恩を改めて肝に銘ずる。

  天地や先祖の恩恵や功績に感謝し、
  これに報いる決意を新たにすること。
  繰り返し本質を問いかけその本来の姿を
  明らかにすること。
  覆われているものを除いて本質を求めること。
  人が天地や祖先など存在の根本に感謝し報い、
  その発生の始めに思いを致すこと。

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