見出し画像

現況と真摯に向き合う-7.目配り

三配りと三現主義

三配りと三現主義

日本国内の三現主義の実践は、
一流企業と言われるホンダ、花王、P&G、
トヨタ自動車、セブン-イレブンなどが、
三現主義の原理原則に基づきモノづくり
を行っていることは知られていてそれに
関連する本なども数多く出版されています。

この三現主義は、
“現場”“現物”“現実”の三つの“現”を重んじ、
思考上の論理や机上の空議・空論でなく、
実際に現場である(店舗・職場・得意先)に
赴きその“現場”で“現物”を自らの目(人眼力)
を以って観察し、“現実”(現状や現況)を
認識した上で後のビジョン構築や施作、
問題の解決、改革改善を図り、行わう
と言う考え方のことであると解します。

現地、現場、現実を見ずして、
机に向かい思考しているだけでは、
現場での様々な問題点や改革・改善点
と言ったことは何も見えてきません。

従って三現主義により現状を直視し、
その先に繋げる考え方である解します。
こう言ったことを改善改革=ソリューション、
イノベーションと言う手法で表現しています。

また、現在成長し躍進し続けている
中小企業や物販店、飲食店などの業態で
この三現主義は取入れられ常にこの意識
で心身の活動に取組んで運営しています。

さて、思い遣りの三要素の一つの要素
「目配り」は、人の五感の一つの視覚だけ
を指すのではなく、眼(=心眼)配りです。

この目配り(≒眼配り)こそが、
様々な思い遣りのスタートであり、
おもてなしの原点であると考えます。

また、目配り(≒眼配り)は、
観察力⇒察知力⇒推察力⇒洞察力⇒創造力
実行・実践力と言う心身の能力を必要とし、
夫々の能力を高めると共に育みます。

其の結果、気配り(身配り・手配り)
~心配り~気遣い~心遣い~気働き
言った心の創造や活動を生み出します。

同時に目配り(≒眼配り)は、
次のような立場転換の意識で物事や相手
を思考し、行動することにも繋がります。

以下イ)~ホ)はそのポイントです。

イ)相手やお客様の目で置かれた環境を視る
 (顧客目線で全てを見る)
ロ)若しも、自分がお客様や相手の立場なら
 どう受け止め、どの様に感じるかを思慮した
 言動、好感を与えられる態度をする
 (思い遣りの表現・伝達)
ハ)相手やお客様の気持ちになって
 会話したり、話を聞いたりする
 (傾聴力)
ニ)相手やお客様の気持ち(心)を
 汲むことに心配りする
ホ)お客様や相手の身になり、物理的な
 居心地を現況から推察し適切な行動をする
 (嗅覚・清潔・衛生・様々な不の解消
 =不安・不行届き・不潔・不備・不公平・不手際)

👀具体的な目配り(≒眼配り)の活動

これは以下の記事にも関係します。

1. 外見(身なりや持物、風貌)などを見て、
 様々な推測、洞察をする
2. 外見全体から、生活状態を推し量る
3. 身に着けているもの、お化粧、身嗜み
 などの見た目からその人のセンスやトレンド意識を知る

4. 表情や仕草(所作)を観察し、
 心理状態や体調を察知する
5. 目の表情から、物や人への関心度
 や期待度、意識を推測し、観察する
6. 姿勢や歩行速度から、
 心の位置や状況の診断をする

7. 行動や動作の順序から、
 状況判断の材料にする
8. 仕草や動作から精神状態、
 欲求度を察知する
9. 言葉(語句)や言葉使いから、
 相手の人と成りを推測する

10. 商品や物の取り扱いの仕草や動作から、
   商品や物への意識と人柄を察知する
11. 着席時の座り方や位置、態度から
   いち早く状況判断をする
12. 飲食のスピード、量、残し方などから
   嗜好や欲求度、満足度、不満度を察知する

13. 飲食の仕草から、
  来店目的や価値観を推測する
14. 飲食の仕草から、
     精神状態を推測、察知・洞察する
15. 会話時や会食時のマナーから人柄、
   人とものへの意識と捉え方を推測する

16. 言葉遣いから、ものや相手に
      対する関心度、興味度、好き嫌いを見抜く
17. 言葉遣いや商品の選択方法から、
      その時点の経済状態を察知する
18. 周囲の人々の会話や態度から、
      夫々の立場を憶測する

1~18の集計
(必要性)

有=の№【               】
無=の№【               】
どちらとも言えない=?の№
【                   】
将来は必要=✔の№
【                   】
(重要度)
 Sの№【               】
 Aの№【               】
 Bの№【               】
 Cの№【               】
(優先順位) 高 ③・②・① 低 ※不必要=無記入or0
 ③の№【               】
 ②の№【               】
 ①の№【               】
※不要=の№【             】 

にんげん力

上図「にんげん力」の一つ「人原力」には、
思い遣りを創出する「人眼力」である
配慮の元と成る目配り(≒眼配り)を
磨き育むことに努める必要があります。

また、にんげん力の一つである「人元力」の中の
視覚とも言える「人眼力」、目配り(≒眼配り)
を以ってその心である「人原力」を育み、
その人と成りを「人現力」に現すために大切です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?