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心底から謝意を表す


「すみません」は、心から謝意を表す言葉❓

すみませんは謝意の言葉

心からの感謝・謝罪言葉は多くの人の心
をゆり動かす源であると確信しています。

12年前の2011年、
東日本大震災の被災者の方々や
幸いにも被害を免れた人達から
支援をする様々な方々へのひと言、
お陰様で
ありがたい」(有難い・有り難い)
ありがとうございます
の言葉が今でも強く心に残っています。

そして、何故か被災された方々からは
謝意同意語「すみません」の言葉は
全くと言っていいほど耳にしません。
心から感謝を表わす際、
この「すみません」の言葉ではなく、
自然に「ありがたい」と言う言葉を
用いて感謝を表現すると思いました。

また、私見ですが感謝は「すみません」よりも
ありがとうございます
のことばの方が自然で心地良く感じます。

人と接する場合に、もてなす相手である
大切な人、大切なお客様、大切な患者さんなど、
職場や普段の日常のお付合い上でも心からの
『ありがとうございます』
のひと言は、人と繋がり、結び付き、心と心を
通わす為に大きな役割を果たします。

一人の人として
『ありがとうございます』と『ごめんなさい』

相手に心から伝えることはとても大切です

しかし、
ありがとうございます』とは言えても、
不思議とお詫びや謝るべき相手に対して
正対しアイ(愛)コンタクトし『ごめんなさい』
を言うことは何故か中々出来ません。

ましてや人の上に立つ責任者管理者や
社長と言った地位のある方の場合は、
照れや自尊心が先に立ってしまい本気で
『ごめんなさい』と言いづらく、
「すみません」で代用してしまいます。

そして「すみません」のひと言は、
比較的軽く言えますので重みがありません。

例えば折角心から感謝を伝える
ありがとうございます』を言っているのに、
「すみません」のひと言で折角の感謝の心を
軽くしていることを多々見聞きします。

この「すみません」は相手への謝罪・感謝、
依頼の気持ちを表わす為に使われる言葉で
色々な意味のある曖昧語と言えるでしょう。

また、「すみません」の言葉は、
どちらかと言うと自分の身勝手な都合で、
例えば、相手に借りを作りたくない、
相手にすまない、恥ずかしい時に使います。

⏺すみませんの語源

この「すみません」(誤語=すいません)は、
武家言葉である「相済まぬ」から由来し
動詞「済む」に打消しの助動詞「ぬ」
が付いた「すまぬ」の丁寧語
すみませぬ」が変化した言葉です。

公私でも「すみません」の一言はお詫び
謝意の時にのみ使うように心掛けています。

「おもてなし」「接客・接遇サービス」の
際は使うべきではない言葉だと考えます。

では、謝意である「すみません」
の語句を別な言葉に置き換え、
誠心誠意の心を伝えられる言葉は
一体どんな言葉なのでしょうか


その言葉使いとして、
次のような言葉が考えられます。

誠心誠意の謝意の言葉-例

「ごめんなさい」
「失礼しました(を致しました)。」
「申し訳ございません。」

「御無礼を致しました。」
「お許しください(ませ)。」
「心よりお詫び致します(お詫びを申し上げます)。」

「誠に申し訳ございません。」
「大変申し訳ございません。」
「不手際で御座いました」

「不注意で御座いました。」
「不行き届きで御座いました」
「未熟でした(御座いました)。」

「不作法でした(御座いました)。」
「不謹慎でした(御座いました)。」
「不心得でした(御座いました)。」

「不適切でした(御座いました)。」
「不躾な態度をお許し下さいませ。」
「気付かず、失礼しました(を致しました)。」
「私の不徳の致すところでございます。」
 

以上のような「すみません」のひと言の
代わりの謝意の言葉を覚えて置きましょう。

感謝の言葉『ありがとうございます』は、
周りの人々の円滑な関係を創り出すと共に、
相手や大切な人への自らの思い(想い)を届け
≒思い遣り、自らの心を豊かにし成長させます。

参考記事

適切な謝罪の言葉から新たな御縁や繋がり
を作ることも出来ます。
そのために以下の「不」の熟語を覚えましょう。


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