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日本人のアイデンティティ「和の心」

日本の大切な調和=和の心!

「和」=「輪・話・環」と調和

和を以て貴しとなす


私達の住む日本の気候は、
四季があり温暖さ湿潤さを兼ね備え、
照葉樹林を中心とした森林に覆われ、
エリア別の四季折々の独自の変化に富み、
梅雨や台風もあり降雨量にも恵まれています。

このような日本の自然恵み溢れた風土が
長年に渡り人々の生活に影響し互いが敬い、
そこから生まれる「」(=倭)を好んで尊ぶ
国民性から形成されたとも考えられます。

また、日本人は自然の様々な現象や趣き、
人との交わりにさまざまな調和の心を見出し、
自然と共に生きられるように心掛けて
来た独自の文化を持つ民族だとも言えます。

日本民族が相手に合わせた「和」
大変重んじるのは、このような自然から
の恵みに依るもの大きいと考えられます。
 
同時に、
日本人は人の目や他人の思惑を重んじ、
自らの恥の意識を子供のころから親に
植え付けられながら育つ時期もあります。

このような自然環境や様々な日本人独自の
民族性から生まれたのが世界に類のない
精神文化【和を以て貴しとなす】の心、
即ち、日本人独自の文化おもてなしです。

日本の「おもてなし」に於いては、
相手を敬い人と人との「和」、
自然の環境と控え目でさり気ない
所作=仕草(立ち振舞い)に気遣い
大事にするのもこのようなことに
由来すると考えられます。
聖徳太子の「和を以って、貴しと成す」
言葉に日本人の物事の考え方や捉え方、
意識を表す和の心があります。

過去の人生に照らし、聖徳太子の言われた
」とは単にプライベートや職場の仲間で
仲良くすることだけではなく人として互い
が「和」の心を以って心を通わせ合い、
話合い、触合うことで、そこに自ずから
物事のが通い合うと言うことと解します。

別に、「和む」と読み、
「場を和ます」などに使われるのも、
このようなことによると考えられます。

また、職場内や様々なスポーツでの仲間の
「和」は、「輪」「環」「和み合う」と
解され、「和」を以って仲間の同士で
「輪と環」「和み合う場」を作り出し
仲良くすること、即ちチームワークです。

このチームワークは、今回のWBCでの
日本チームの強さである個性を生かし
互いが助け合う力になり私達に感動を
与えたばかりか世界中に改めて日本人の
和の力の素晴らしさを知らしめました。



また、目標や課題に向かい職場の全員が
「互いが和を重んじ、心を一つの輪」にし、
集団と言う環境を作ることを指すと思います。

東日本大震災や熊本の自然災害の復興に向け、
少子高齢化社会に入った現在の日本の社会、
私達一人ひとりが心を一つにするためにも
「和」「輪」「環」調和の心を日々重んじ
生活して行くことが大切で必要と考えます。

日常生活の大半を占める仕事上の職場
人間関係に於いても「和と輪」は大切です。

何かの課題や計画を行おうとする時や
様々な問題を解決しようとする時に、
皆がお互いを信じ合い「環」を意識し、
「和」を以って「輪」で取組むことで、
最初は不可能と思えた課題でも解決出来ます。

また、
一つの目的や目標に向かって職場の全員が
心を合わせ考えたり、行動したりすること
により素晴らしい結果や成果を得られたり
一人では想像もつかない色々な発想や発見
様々なアイデアが湧き出たりします。
 
このような「」と「輪・環」を称し、
私達の日本では、「調和」と表します。

日本人は古より、
「人を許し、人を生かして、
 共に調和して生きようとする心」
を持つ国民性があると言われています。

また一方で、「」と「輪・環・和み」
即ち「調和の心」を重視するばかり、
他人を意識し過ぎ意思表示や発言が「曖昧」
になり意思疎通不足になると言う弊害もあります。

この「調和」は、
目的を同じくする様々な集団を一体化し、
単なる要素を組み合わせた総和を越え、
想定外の団結力や創造力を育み生み出します。

このような私達日本人ならではの
「輪・環」「調和」を図る上で日本独自
の文化「おもてなし」はとても大切です。

それは触合う相手=「先ず人を思う」ことで、
「和」と「輪」、「調和和み」を重んじ、
他者の心とその人の置かれた様々な環境を
大切にする心身の活動に表れます。

そしてその心の原点は、
日々の出会い触合う人々や相手の心に
さり気なく寄り添う思い遣る心とも
言える和の心であると思います。

人付き合いや職場での表面(上辺)だけの
形ばかりのコミュニケーションではなく、
人々が思い遣りの心を持ち互いがその心を
感じられるコミュニケーションこそ、
少子高齢化や経済不安など数多くの厳しさ
に立ち向かうこれからの私達日本人の心に
必要不可欠であると考えます。

私達ひとり一人がこの「おもてなしの心
思い遣る心」を持つことは、今多発して
起きている人としてあるまじき悲しくて
辛い凶悪事件を引き起こさないためにも
とても大切なことであると強く思います。

私達一人ひとりがもう一度
日本人である『原点』に立ち返り、
日本の文化おもてなしの心=日本の心
を理解し身に着ける必要があると思います。

和顔和心(ワガンワシン)

※この自作熟語和顔和心(ワガンワシン)は、
 生きて来られた人との触合いの学び
 をまとめた創昨熟語です。

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