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「やさしい日本語」のレベル


プロジェクトひまわりの「やさしい日本語」講座では、「みんなの日本語初級Ⅰ」(25課まで)の文法、語彙を主眼に置いています。
 
「みんなの日本語 初級Ⅱ」26課~50課の用法を使うこともありますが、
25課までの言い回しでできるだけ対応できるようにしています。
 
なぜ「みんなの日本語初級Ⅰ」を主眼にしているのか?
・世界各国で使われ、日本語のテキストとしてシェア率が高いこと!
・翻訳版があること!
日本に来る前に勉強した人、または翻訳版で勉強した人又は現在進行形で学びの段階にある人が、学んだ言葉で情報を受信できるようにという狙いです。
 
日本の国が「やさしい日本語」のレベルを、日本語能力試験N4とおおよそ決めています。

原則、日本語能力試験のN4~N5(旧試験の3~4級)程度の語彙を使います。 日本語能力試験N4~N5(旧試験の3~4級)程度の語彙とは、日常的な場面や身近な話題で使われる日 本語が、「ある程度」理解できるレベルです。具体的には、買い物で自分の欲しいものを説明したり、友人と待 ち合わせ時間や場所を決めることができる語彙力です。 災害時はN3以上の語彙の使用を避けますが、生活情報、観光情報を伝えるためには、N4~N5(旧試験の3 ~4級)程度の語彙では不足することもあります。

https://www.moj.go.jp/isa/content/930005563.pdf

ただし、
外国人技能実習生たちは「みんなの日本語 初級Ⅰ」だけの学習で、日本で仕事をしていること、配偶者として来日した人々の中で、日本語を学ぶ機会が少ない人は「みんなの日本語 初級Ⅰ」の語彙力、文法を実社会で駆使していることを考えると、日本の国としての想定レベルでは、情報が届かない人が少なからずいます。
 
これら理由によって、私たちプロジェクトひまわりでは、「みんなの日本語初級Ⅰ」の日本語の語彙と文法で「やさしい日本語」の学びを続けています。
ただし、日本語学習者が誤用しがちで勘違いが起きる尊敬表現と授受表現(あげる・もらう・くれる)の表現を使用しない方針です。


6月23日のやさしい日本語講座
行政文書「子どもの食糧支援」
6月18日申込締め切り!!
参加費1500円・18歳未満の人は無料
氏名・所属・連絡先メールアドレス・動機を記載して
Cntct_prohima@outlook.comまでご連絡お待ちしています。

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