【日記】映画『哀れなるものたち』の余韻に浸る【ネタバレあり】 2024/01/29

2024/01/29

昨日、映画を観た。『哀れなるものたち』という映画だ。

ゴッドの成長の物語としても見ることができる。ゴッドは、ベラに対して、冷静で客観的な科学者の視点を持ちながらも、愛情たっぷりに育てていた。ゴッドは、親に去勢させらた。日本語字幕では、「宦官」と表現されていた。

進歩とは何か? どうやら19世紀が舞台だったようだ。19世紀(1801-1900)は、ニーチェの時代だった。近代だ。ニーチェ、フロイト、マルクス。登場人物のマックスは、マルクスと関係があるのだろうか?

カール・マルクス(ドイツ語: Karl Marx、英語: Karl Marx FRSA、1818年5月5日 - 1883年3月14日)

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15日 - 1900年8月25日)

ジークムント・フロイト(独: Sigmund Freud、1856年5月6日 - 1939年9月23日)

あえて、異世界にしているのは、単に昔の話ではないと伝えたかったからだ。本当は、昔ではなく、今や未来を描いている。私たちが向かっている世界は、『哀れなるものたち』のような世界だ。

冒険は一人ではできない。冒険に誘う者と、冒険への意志がある者の両方が必要なのだ。

胎児そのものを主人公にするのではなく、見かけが大人で、中身が子供を主人公にしたのはなぜだろうか? 見かけが子供で、中身が大人でも良かったはずだ。

最後の場面は、ソフィアコッポラの映画のようだった。『ヴァージン・スーサイズ』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『SOMEWHERE』、
『ブリングリング』を思い出した。のどかで、ヴァカンスで、狂った日常。

以上


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