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再チャレンジを新潟県三条市で!児童養護施設卒業者が安心して働き、暮らせるために。

新潟県三条市地域おこし協力隊松岡です。
今回は新潟県三条市の移住体験に参加した施設卒業者さんと自立支援相談職員様に燕三条をご案内しました!

きっかけは、昨年の3月に開催したWEBセミナーを聞いてくださり、新潟県三条市を思い出していただきました。
対象となる卒業者がいるので是非体験をしてみたいとお問合せがあり、早速手配した次第です。

卒業者さんにとっては初めての新潟。極寒を想像していたみたいですが、上着なしで過ごせる陽気に驚いていました。

体験で作成したペーパーナイフ

今回の移住体験プラン

ものづくりに興味があるそうで、今回はあまり内容を詰めすぎず、ゆっくり話したり感じてもらったりできるよう心掛けてみました。

1日目

  1.  JRE LOCAL HUB燕三条にて三条市エリアの説明

  2.  ランチ とんかつ三条

  3.  商店街を散策

  4.  タダフサ様にて工場見学と説明

  5.  マルト長谷川工作所様にて説明と工場見学

  6.  須佐真さんの工場を見学と鎚目体験

  7.  ホテルでお話し(解散)

2日目

  1.  早朝に弥彦神社に参拝

  2.  鍛冶道場でペーパーナイフ作り

  3.  地場産センター

  4.  燕三条系ラーメン

  5.  ちょっと遠出してみた!

  6.  シャーリング町工場を案内

  7.  隣町燕エリアも少し案内

  8.  JRE LOCAL HUB燕三条にてお話し

  9.  東京へ向けて出発

あまり感情を表に出さないタイプでしたが、最後には「楽しかった!」と言ってもらいました。

自立支援相談員様にとってもこのような移住体験は初めてで、燕三条エリアのKOUBAには多様な種類の工場があること、黙々と作業することが得意な子は施設に多く三条市のものづくり工場は比較的適してるのではないかと感じていただきました。切れ味抜群の包丁体験もあり本人自身も感動していただきました。

三条市の移住体験制度のようなものを活用したことが無く、これは新たな発見で、今後ほかの施設の自立支援担当者にもご紹介していただけるそうです。

三条市の工場で勤務するメリット

工場の作業は研磨、溶接、シャーリング、塗装、鍛造、最終製品の組み立てなど、作業することに集中できる工程が多いです。よってコミュニケーションが得意でない方でも十分に力が発揮できます。
 企業体は小規模~中規模の為、新しい製品の企画開発に携われたり、要望にも柔軟に答えてくれる企業が多いように感じます。

 また、地方移住という観点では三条市の環境はかなり都会的です。
中心地エリアに住めばスーパーマーケットやカフェ、飲食店、コンビニは車で5分から10分圏内に点在します。
 スーパーに並ぶ食材はとても美味しいです。18:00以降はタイムサービスでお刺身やお肉が半額になったりします。2と7が付く日は定期市があり、格安で食材を手配できます。
 一方、車で20分ほど走れば、雄大な自然や田園が広がり、温泉も楽しめる癒しの空間が広がります。

 一人暮らしならば、賃料は3万円~4万円台とかなり安いアパートが点在しています。

単身移住の場合支援金は60万円、家族の場合100万円の移住支援金があります。(要資料確認)

課題について

移住をするには、「職、住」は欠かせません。

就職
三条市には5800もの企業があるので職を探すのは問題ないです。
大切なのは「どのような環境で何がしたいか」
応援してくれる人は多数いますが、「どうしたいか」をはっきり伝える必要があります。
燕三条こうばの窓口や移住担当者とコンタクトを取ると良いでしょう。

住宅
アパートは3万円から4万円台で借りることができます。
3万円台では1DK,1LDKが借りれますが、古いアパートが多くなります。
事前に不動産屋とコンタクトを取り、あらかじめ提案してもらうと程度の良い物件を紹介してもらえます。
時期やタイミングを逃すと比較的早く成約してしまうので注意が必要です。

資金
移住支援金はあるものの、年4回の抽選式になっています。抽選に外れた場合、次の抽選に応募することは可能ですが、100%貰えるわけではありません。
初期費用は事前に準備が必要です。
➀移動費(交通費)2万円
②敷金1、礼金1、初月賃料1、保証料0.5、保険料=合計15万円
③家具家電 7万円
④給与入るまで1か月半分の生活費4万円
合計28万円
上記の金額はストックしておく必要があります。

移動手段
車と免許の取得は必須です。車両維持には月3万円は見込んでください。

生活費と収入の比較

生活費と収入を計算します。

支出 

  • 家賃 40,000円

  • 駐車場 3,000円

  • 車両維持費 30,000円

  • 食費 30,000円

  • 通信費 10,000円

  • 水道光熱費 7,000円

  • 余興雑費 15,000円

  • 積立 15,000円

合計150,000円

上記にはローン費用など含まれません。
以上を考慮するに、給与は最低、
180,000円
あれば生活できることになります。

目標設定
なお良いのは目標設定をすることです。移住したからと言って一生その地域に居なければいなければいけないという訳ではありません。
技術や知識、経験人脈を形成し、故郷で起業するもしくは就職する選択肢もあります。
3年、もしくは5年をどう過ごすか目標設定すると、ワクワク楽しく生活できます。

燕三条駅構内に案内所があります。

移住のポイント

  1.  燕三条へは何のために移住するのか、何をするのか答えを出しておく

  2.  28万円以上はストックしておく

  3.  事前に職と住まいをリサーチする

  4.  昔から住んでるくらいの気持ちで生活する

  5.  何でも相談できる人を

移住者の支援サポートの対応をしています。
メールお電話でご相談ください。

移住者向けのアパート、シェアハウス、お仕事のご案内を行っています。



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