Project Euler 17 正しい判断をする

色々なことにチャレンジをする時に最も影響を与えるのが、行動する前に行う判断です。11の記事で述べたように、全ての計画が思い通りにいくとは更々思ってもいません。しかしながら、とんちんかんな計画を最初に作ってしまっては、繰り返し修正するのに無駄な時間がかかりすぎます。そこで、正解とはわからなくともベターな判断をする方法を探りました。ここではベターな判断のことを正しい判断と呼ぶことにします。

11の記事を書いた時点では計画で大事なのは計画し続けることであり、個々の計画の質はトライアンドエラーで賄うものだと思っていました。一方、最近になってトライアンドエラーでは労力と時間が非効率的に消費されていると感じました。そこでこれ以外の方法でそれぞれの計画・判断の質をあげるにはどうしたらいいかを見つけました。計画をする段階でもトライアンドエラーをするのです。どういうことかというと、判断に到るまでの思考の回数を増やすのです。

思考の回数を増やすといっても、単に複数回同じように考えるだけでもバイアスが取り払われて効果が発揮されるそうなのですが、さらに効果を発揮する方法として「問題を細分化する」方法があります。例えば「期末テスト対策をする」という課題を細分化して科目別にわけ、さらにそれぞれの科目の分野に分解して課題を明確にするのです。こうすることで最初の大きな課題よりもとっつきやすくなり、さらに本質的な課題に帰着します。また、分解を繰り返して思考の回数を増やすことによって誤った判断から立ち直る確率が高まります。

受験勉強などの枠組のある分野では当たり前のように感じますが、これはそのほかの課題にも応用できるのです。

今回の問題:

スクリーンショット 2019-09-27 12.28.23

”1から1000までを英語で書き出した場合、全部で何文字使うことになるか。ただし、スペースやハイフンはカウントしない。また、表記はイギリスのものを使うものとする。”

ここから先は

3,039字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?