Project Euler 18 不公平さ
スポーツをやっていた時に、試合になると出てくる自分でも嫌いな感情があります。それはレギュラーで出れなかった時に感じる、「なんで俺/あいつを出さないんだ」や、「なんであいつが出るんだ」です。学生スポーツで且つあまり強くないチームは、おそらく僕の所属していたチーム以外でも「年功序列」的なメンバー選びだったり、「いつもの」メンバー選びだったりをしていて、自分にとっては(他の人が出られていないことに対しても)不合理な気持ちを感じることが多かったです。そして、この感情を持つことに対しても自分に嫌悪感を感じていました。
そこで最近読んだ本で学んだのが、「もともと世界は公平じゃない」ということです。どういうことかというと、世界が公平であるという思い込みはそうであってほしいという人間の欲望にすぎず、良いことと悪いことは元からトレードオフの関係にない独立なものであるということです。
人間は公正さを求めるが為に色々な工夫をしています。例えば「悪いことをしたらバチが当たる」などと謳って自発的に悪いことをするのを押さえ込もうとしたり、警察組織を運営して犯罪人を捕まえようとしたりします。ところが実際の世界ではそんなにうまく公平を確保できません。バチなんてそんなに都合よく当たらないし、犯罪人を検挙できない乃至はそもそも逮捕すらできないことなど報道されないだけでいくらでもあります。
そんな不公平な世界を生きる上で僕らができることは、不公平さを受け入れることです。こうすることで無駄な感情で不幸を感じることもなくなりますし、やるべきことに取り掛かりやすいです。
今回の問題:
”上の段からから順に隣接する数字を足していった時に、得られる最も大きい値を求めよ。(ただし、今回の場合全部で16384通りだが、67の問題でさらに多い段数の場合を考えるので強行突破は望ましくない。)”
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