ライブラリ、モジュールとは?
はじめに
プログラミングを学習していると、ライブラリやモジュールという言葉を目にした事があると思います。どちらも似たような意味をもつ言葉なので、何となくで理解している人も多いのではないでしょうか。本記事では、改めて両者の意味や違いをまとめていますので、この機会にしっかりと理解して貰えたらと思います。
ライブラリとは?
ライブラリを一言で表すと、「再利用可能なコードの集まり」です。
簡単に言うと、「どんなプロジェクトでも利用する事ができるコードの集まり」です。物凄く優秀なサポート役というような感じです。
このライブラリを使う事により、複雑な処理を必要とするプログラムを簡単に、短時間で誰でも実装できるようになります。
また、ライブラリはあくまでサポート役になるので、それ単体では実行する事がでません。使用する際は、しっかり呼び出してあげる必要があります。言語によって呼び出し方は様々であり、Pythonではこの様に呼び出します。
import requests
ライブラリについての基本的な内容を抑えた上で次はライブラリの種類について見ていきましょう。
動的リンクライブラリ
動的リンクライブラリは、プログラムの実行時に必要に応じてその機能を呼び出すタイプのライブラリです。プログラムが動き始めた後に必要であれば呼び出すものなので、メモリの使用量を節約する事ができます。
静的リンクライブラリ
静的リンクライブラリは、プログラムが起動する前にすべての機能がリンクされ、一つの実行ファイルとして作成されます。つまり、プログラムの開始時に必要なすべてのライブラリ機能が一緒にパッケージ化されるため、実行時に追加のライブラリを読み込む必要がないという利点があります。
モジュールとは?
モジュールを簡単に言うと、「機能単位に分割した部品」です。関数などをイメージしてもらったらわかりやすいかと思います。(厳密には別物ではありますが、、、)
ライブラリと違うところとしては、「単独で使用可能」という所です。
単独で使用できるとはいえ、あまり単独で使用する機会はなく、何かと合わせて使用される事が多いものになります。
例えば、検索機能」、「新規登録機能」、「削除機能」をもつ「在庫管理」を行うアプリケーションがあるとすると、それぞれの「○○機能」がモジュールという事になります。
ライブラリとモジュールの関係性
両者の特徴を踏まえると、関係性が見えている方もいらっしゃるかと思いますが、ライブラリという枠の中にモジュールが含まれているという関係性があります。
まとめ
本記事では、「ライブラリ」と「モジュール」という似て非なるものにつてい説明させて頂きました。実際の開発現場では、「モジュール」単位で開発を進めていき、このモジュールを作成するのに、「ライブラリ」を使用したりするので、この両者の違いをしっかり理解しておく事が業務を円滑に行っていく上で大切な事でもあると思うので、この機会にしっかりと理解してもらえると幸いです。
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