【本当の夢を見つける方法 】夢をかなえるゾウ0(ゼロ) [著]水野敬也【本要約】
おもしろおかしくスラスラ読めてしまう自己啓発系小説。
読んでみたいけどなかなか時間が取れないという方に向けて要約してみました。
読み終わったころには心のモヤモヤが少し晴れやかになっていることでしょう。
【周りに流されている人は囚人である】
自分で何かを決めることなく、親・先生・友人・・・なんとなく周りに流されて受験や就職、そんな決まったレールの上を歩んできている人は多いハズ。
人は皆、周りと同じ多数派でいれば不安になることもなく、安心する生き物なのです。
だが、会社の上司からのパワハラがひどく、会社を辞めようか悩んでいても、周りのみんなはそれに耐えるのが当たり前と言うし、再就職できずに失敗したらどうしようという不安と恐れが勝り、なかなか辞職出来ずにいる人が多いでしょう。
もし今まで自から行動を起こし、失敗する経験ををしてきていれば、そこまで悩む必要もないハズです。
人間というのは、経験していないことに対して不安を感じてしまうものです。
その不安が大きいほど人は行動できなくなっていってしまう。
『不安で作られた鉄格子に囲まれた囚人』
そう、世の中のほとんどの周りに流されて生きている人が、不安という鉄格子の中で暮らしているのです。
【人生の意味を変えるチカラ】
あるドイツ人の心理学者だった男は、ナチスの強制収容所に監禁させられ、過酷な日々を過ごしていました。
ある時、生き延びる者と人生を諦める者の違いを発見しました。
それは、『夢』を持っているかどうかの違いでした。
夢を持たない人は人生を諦め、粗末な言動により自暴自棄になり、そのまま亡くなってしまうことがほとんどだったのに対し、夢を持っている人は必死に生に執着し、何としても生き延びようと希望を持ち、強制収容所での厳しい生活を耐え抜くことができたといいます。
人は将来の目的や夢を持つと、今まで気にもしなかったものや苦悩にも意味を見出し、それをかなえるために努力を惜しまず行動するもの。
『夢』には人を動かすチカラがあるのだと。
【周囲の目に縛られている】
子供の頃に抱いていた夢や夢中になってやっていた趣味など、いつしかやらなくなっていったことは誰しも経験があるでしょう。
本当に好きでやっていたハズなのに、何故止めてしまったのだろうか。
その原因の多くは、他人からどう思われているかを気にし過ぎているからだといいます。
本当に好きなことを職業にしようとした時、親や先生から「食べていけるのか、現実味がないだろう」などと、引き止められた経験もよく耳にする話ですね。
周囲の目が足かせになり、これが本来の自分を見失ってしまう要因になっているのです。
今一度、自分が本当にやりたかった事や好きだったことを思い出し、ゆっくりでよいので好きなものを掘り起こす作業をしていくことによって夢が見えてくるでしょう。
【未知の探求】
例えば、通学や通勤でいつも同じ道を通っていないでしょうか。
普段と同じであれば、確かに安全で遅刻する心配もなく安心できるでしょうが、それもまた囚人と同じこと。
少し早い時間に起きてみたり、違った道を通ってみたりと、少しでもいいので日々のルーティンに変化を加えてみてはどうでしょう。
マンガや映画もストーリーやオチが分かっていたらつまらないと思ってしまうように、人間は未知のことにこそ喜びを感じるもの。
何が起こるかわからない、わからないからこそおもしろい。
そんな当たり前のことを思い出し、意識的に新しいはじめての刺激を日々の日常に取り入れることによってチャレンジ精神が自然と身に付き、それがかなえたい夢に結び付くこともあるでしょう。
【便利に慣れ過ぎない】
人間には短期的欲求と長期的欲求の2種類あります。
短期的欲求は、「お腹が減った、眠たい・・・」などの簡単に満たせる欲求のこと。
ネットで調べ物をすれば即座に問題が解決するし、動画や映画を鑑賞して暇をつぶすことも容易ですね。
ネット通販を利用すれば外出することなく欲しいものが手に入るし、便利すぎる世の中になっているあまり、簡単に欲求を満たせることが増えています。
もう一方の長期的欲求は、「有名になりたい、会社を経営して成功したい」などの簡単には満たすことのできない欲求のことであり、すなわちこれが『夢』ということになりますね。
いくら便利な世の中になったからといっても、多少ショートカットができるようになったくらいで、これらを満たすことには時間がかかるし難しい。
便利さに慣れ過ぎるあまり、短期的欲求ばかりを満たしていると感覚が鈍ってしまい、長期的な欲求を満たそうと努力を怠ってしまいがちになる。
車から自転車に乗り換えるのもよし、一駅分だけ歩いてみるのもよし、慣れ過ぎた便利さから少し切り離して行動してみると長期的欲求が生まれやすくなるので見直してみるとよいでしょう。
【まとめ】
私自身がリアルな話、燃え尽き症候群継続中ということもあり、将来の夢や目標が見つかっていない状態ですが、昔読んだ本を読み返して要約したり、記事を書いたり動画を作ったりして、日々模索している最中です。
やってみて挫折したことなど、再チャレンジしたいことも少しづつ掘り起こす作業をしているうち、なんとなく先が見えてきたように感じる今日この頃。
素直に読んでよかったと思える本なので、何かきっかけを探している人なんかにはオススメですよ~
シリーズ化もされているので、是非参考にしてみてくださいな。
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