シェア
NORITARO
2020年10月28日 21:39
年齢は大正14年生まれで、90になるかならないかだった。 高級住宅なので、内装はとても綺麗だったが、使われていない部屋は散乱していて、昔描いたような絵画が沢山あった。 こんなに大きな家に一人暮らしなのかと、僕は印象を受けた感じだった。 逆に大きな部屋が孤独なのかなと感じる程であった。 朝の食事を社長が作り、女性に提供した。 「ありがとう」 と、言って黙々と女性は食事をしていた。
2020年10月27日 08:31
その日夜に、電話がかかって来た。 着信を見ると、昼に面接にいった介護の所だった。「どう、働いてみない?」「いえ、僕には向いてないと思うんですよね?」「最初から、向いている人はいないわよ」「でも…」「ベテランの人と一緒に最初は行くから大丈夫よ」「そうですか…」 半分、僕は上の空で聞いている感じだった。 やっぱり、僕にはコンビニ店員がいいのだと思った。今から新しい事をするのは、実