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実際に優れた教師になるために


 最近、仕事をうまくこなすコツを探すために、いろいろなインターネットの記事を読み、本屋で立ち読みした。そのなかに、「競争」より「共争」という言葉があった。「共争」とは、英語でemulationであり、高め合うことを意味する。年長者であれば、年少者の社員や職員から学ぶ必要があろう。教師は年長者だけとは限らないのである。さらにそれを共創にできれば素晴らしいだろう。
 
 では、そのように職場で過ごしたとして、学生や生徒に教えるためにはどのようなコツがあるか。以前、自分のnoteの記事で、教育のコツを、「どうすればその人にとって良いことになるのか」を考えて、行動や発言をすることだと述べた。しかし、忙しかったり、その他の要因で、このコツを忘れてしまうことがある。紙に書いて壁に貼っておくとよいのだろうか。

 このように考えている時、新たなコツを思いついた。ここで述べたい一つ目のコツは、本筋(学習)そのものーだけでなく、その呼び水を使うことである。呼び水とは、大学で言えば、旬な話題であったり、方法の話題である。電子メディアの活用は重要である。文字通り工夫しなければならない。チョーク&トークの時代は終わったのである。(下記のホームページは呼び水の概念を理解するための参考資料である)二つ目のコツは、人それぞれの個性やニーズの違いを考慮することである。山の登り方やペースは人ぞれぞれ違うのである。個性ある生徒の成長を見守るには、特に待つ姿勢が求められる。三つ目は組織に貢献できる役割を与えることである。小学校の係活動はその典型的な活動であろう。

(©️Hiroshi Sato 2023)

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