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K-POPと韓流コスメはなぜ流行しているのか?

 K-POPの勢いがすごい。バンタン(BTS)(プロフィール | BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUB (bts-official.jp))やレドベル(Red Velvet
)(Red Velvet オフィシャルサイト (redvelvet-jp.net))の名前は聞いたことがある人が多いだろう。コスメも韓流が人気がある。ファッションも若者は男女ともに韓流が多い。コロナ禍で、ネットフィリックスで韓流ドラマを見る人が増えた。なぜだろうか。
 答えは、かっこいい(または、かわいい)からだろう。では、なぜかっこいいのか。たとえば、K-POPでは、「①世界標準の戦略であり、②革新して個を尊重し、③本気で地球の人々に訴えかけている」からである。グローバルであり、アジア系なのに、西欧でも通用(凌駕)している。
 これに対して、日本はどうか。J-POPは、「①国内向けであり、②あまり革新せず、③地球規模ではない」。レドベルの曲を聴いていた時、どことなく、Natalie Imbruglia(NATALIE IMBRUGLIA | The official website for Natalie Imbruglia)の曲の雰囲気を思い出した。つまりK-POPにおける個の強さとメロディーは西欧でも通用する世界標準である。これに対して、J-POPは「合唱」のようであり、個は強くない。ここでは、J–POPを批判しているのではなく、なぜJ-POPが海外でウケないのかを考察している。
 日本の芸能界が、日本の学校の部活のように、集団主義で、革新を好まないのかもしれない。日本の学校には、部活を指導したいから教師になった人がたくさんいる。日本社会には、革新をじゃまする「じゃまオジ」がいると言う(新事業開発の失敗は「じゃまオジ」が原因?|日経BizGate (nikkei.co.jp))。先日、大学院の授業で現職教員の院生に聞いた話だが、学校の職員室にも「いじわるな年長教員」がいると言う。安宅は「じゃまオジ」「じゃまオバ」の存在を考察している(“ジャマおじ”“ジャマおば”を回避せよ~安宅和人さん語る - ニュースウオッチ9 - NHK)。これでは、ビジネスのイノベーションは進まず、K-POPのような世界標準の発想は出てこないだろう。
 今回の韓流ブームは、20年前の「冬のソナタ」、10年前の「KARA」などの韓流ブームと少し違うと思う。かつては、日本にも優位性があった。今は、そうではない。韓国や中国は今やファッション的、エンタメ的、経済的に日本の若者のあこがれである。K-POPが個を尊重し、世界標準である点が、日本にないから、あこがれるのだろう。円安がそれに拍車をかけている。
 教育に関心を持つ者は、日本に「K-POP」のような何かが現れない原因を日本の教育の原因を求めたくなるかもしれない。しかし、日本の教育だけが原因なのではない。教育は社会の一部であり、社会の影響を受けている。したがって、日本社会に原因があると言えよう。それでも、教育に関して探っていけば、日本の教育が、個を尊重せず、部活動などに古い集団的封建的な人間関係が残り、世界標準のカリキュラムではない(総量主義のカリキュラムである)ことを問題視できよう。
 しかしながら、日本は、教育にせよ、社会制度にせよ、改革の兆しが全く見えない。このまま、日本は、「K-POP」のようにならず、「恐竜」のようになってしまうのか。そうならないことを願っている。

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