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話をしただけで問題って解決するの?そこんとこ、どうなんですか心理士さん。

1.はじめに

実はAmiのメンバーは毎週木曜日にZoom上で会議をしています。
今回は、そんな会議の会話内容をそのまま記事にしてみました!!
今回の会議内容は、メンタルヘルス関連サービス事業化における問題点カウンセリングの実態などです。(番外編:心理士の働き方や集客について)
メンバー間で議論を行う中で、こんな問題点があるんだなぁと色々な気付きがあったので、共有したら面白いんじゃないかと実験的に始めてみました。あえて会話内容をそのままにしているので、どんなメンバーがいて、どんな話をしているのかをなんとなく感じ取ったりしてもらえると嬉しいです。
参加者は、親方(弁護士)、夜山(心理士)、Sho1(公務員)、糸楊枝(民間企業社員)です。以下より会議内容に移ります。

2.会議内容(2020年8月20日)

2−1.カウンセリングの課題って?
親方:お疲れ様です!今日もサービス開発に関していろいろ話をしていきましょう。先週、弁護士ドットコムみたいな形で心理士と依頼人のマッチングサービスとかいいんじゃないかという話が出ましたよね。ただ、マッチングサービスには、課題があるかなって思っているのですよね。
Sho1:あれですよね、 Twitter で言ってたやつですよね。
親方:そうですね。カウンセリング自体に課題があるので、そもそもマッチングサービスを展開しても意味ないかもと思うところがあります。
Sho1: カウンセリング自体の課題ってなんでしたっけ?
親方:カウンセリングを受けただけで何かが解決するわけじゃないですよね。なので、サービスとして、使った結果何が得られるのかがイメージしづらいと思うんですよ。カウンセリングをして何かが得られないと、サービスとしては使ってくれないんじゃないかなって思うんですよね。
Sho1:うーん。。

2−2.カウンセリングを受けたら問題は解決するの?
夜山:カウンセリングを受けたことで問題が解決するかどうかは悩ましいんですよね。いや、大事ですよ、カウンセリングを受けたら問題が解決すること。基本的に問題は解決するものだとは思うんですが、「解決」の認識は相談する人、カウンセラー側によってやや定義がばらけるので。カウンセリングを受けたことでの解決のイメージに個人差もある分、解決とは何かがわかりにくいところはあるんじゃないでしょうか。
親方:そうなんですね!私の理解が浅い部分がまだまだ多いので、カウンセリングによる問題解決については勉強したいです。また、これは、サービスにも関係があると思っていて、解決のイメージを持てるようになることも重要かと思っています。もちろんカウンセリングをすることに意義があるとか、価値があるとか、そういったことが広く認識されているのであれば、違うのかなとは思うんですけど、現状あまりそういった認識はないんじゃないかなって思うんですよね。なので、カウンセリング自体にはサービスとしての課題があると思っているんですよね。
Sho1:なるほど。でもカウンセリングを受ける人たちって、解決を求めている人ばかりではないと思うんです。とりあえず話を聞いて欲しいっていう人たちも多いのかなぁって思います。
親方:なるほど。 でも話を聞くだけだったら、別に友人とかそういった人たちに話せばいいかなって思う人も多いかなと思っていて、話を聞いてもらうって言ったことにお金を払うというのはやっぱりハードルが高いんじゃないかなって思いますね。でも、Sho1さんの言ったようなニーズがあることは、自分の中に無かった発想・理解なので、重要な視点として押さえておきたいです!
夜山:日常生活で自分の話を否定されることなく聞いてもらえるって実は結構少なかったりしますしね。そこも一つの価値ではあると思います。

2−3.マッチングサービスの検討
Sho1: もし弁護士ドットコムみたいなマッチングをするのであれば、弁護士ドットコムにあるような Q & A、 一般の方の質問に弁護士が答えるみたいなところが重要なのかなって思います。質問に心理士が答えているのを見て「あっちょっと相談してみようかな」って思うとかあると思うんですよ。自分の質問に答えてくれている心理士さんであれば、自分の相談にも乗ってくれるかなって思ったりとかあると思うんですよね。
親方:それはあると思いますね。もし、弁護士ドットコムみたいにマッチングサービスを提供するのであれば、まずはいきなりマッチングサービスを提供するっていう感じよりも、ネットの掲示板みたいな形で、質問に答えていくようなサービスからスタートするのもありですね!

3.雑談〜心理士さんに聞いてみた〜 (番外編)

3−1.心理士の働き方
親方:夜山さんに心理士さんの働き方とかでお話を聞きたいんですけど、、夜山さん聞こえてますか?
夜山:はい、なんでしょう?
親方:そうですね。心理士が1日に見れる人数はどのくらいなんですかね?
夜山:一般的に大体、カウンセリングは30分枠か、50分枠ですが、私個人としては10人やったらちょっとしんどいです(そういう時期もありましたが)。件数の話は細かい話をすれば領域によっても異なる一般化しにくい話題でもあるので、なんとも言えないところです。
相談を受ける場所によってかなり変わる気がしますね〜
でも、毎日10人の対応を1人でやってるとかは少ないと思います
親方:なるほどですね~場所によるっていうのはどういうことですかね?
夜山:場所=機関、ですかね
親方:わかりました。
夜山:毎日10枠全部うまるってないと思います。というより、10枠を全部埋めようとしない気もします。毎日50分×10人はきついwシンプルにw10時間ですしねw
親方:ところで、10人見るのは結構ぎりぎりな人数だなっていう印象なんですけど、実際に1日に見れる人数の相場ってあるんですか?
夜山:人数の相場?
親方:そうですね。1日に平均でどのくらい見るのかなっていうところですね。
夜山:予約さえはいればですけど、5人くらいは全然やります。ちなみに、こちらも領域によってかなり違うので、一律に平均この人数ということは全くいえないですね~

親方:なるほど~また話変わりますけど、一度カウンセリングを始めると大体どのくらいのスパンで通うもの何ですか?
夜山:そこもカウンセリングにくる人の状態やニーズ、やオリエンテーション(いわゆる流派)などにもよりますが、精神分析のところでは週に複数回や、毎週とか実施することもあります。そうでなくても、1ヶ月開けると長いかなって印象もありますかね 。

糸楊枝:クリニックに通っていた友人は、隔週で通院していましたね。1ヶ月空くということは1ヶ月分の薬を処方するわけで、それは多すぎるから2週間に1回ってことなのかと思っていました。
夜山:症状や薬の種類によっても投与期間には上限もあるんです。なので、症状にもよりますが糸楊枝さんのコメントのとおり、安定していない時期などで受診が1ヶ月空くのは空き過ぎかなと思います。とはいえ、毎週通院するのって結構負担もあると思うので、気持ちとしてはわからなくはないんですけどね。

3−2.心理士の繁忙期って?
親方:繁忙状況とかちょっと聞きたいなーって思ってて、繁忙状況ってどんな感じですか?
夜山:繁忙期?
親方:あ、繁忙状況を聞きたかったんですけど、繁忙期も聞きたいです!
夜山:5−6月は多いですかね〜。あと10月とかも多いです。
逆にお盆は割とひまです(※個人により感じ方に違いがあります)。夏休みだからかな。休みが見えてくると頑張れたり、休んでいる間、休み明けは元気だったり。この辺りもどの領域で関わるかによっても変わるかもしれませんが。
親方:5月6月は連休明けとかですかね。10月は何でだろう?
糸楊枝:10月はなんですかね。季節の変わり目だからですかね。
夜山:季節の変わり目とか、夏休み明けでリセットされたところからまた疲れが蓄積してくるとかもあるんじゃないかな、あとは、家庭のイベントあるときとか(クリスマス、正月、とか)もそれがきっかけになって気持ちが落ちたりするとかもあったりしますかね。
糸楊枝:あーそうなんですね。そういえば3月とか6月とかそういった3の倍数の月っていうのは結構自殺が多いとか聞いたことあります。その他にも、3の倍数は結構なんか危ないっていう話で3日目とか3週間目とか3ヶ月目とかそこら辺が危ないらしいです。
夜山:3の倍数の感覚は分かります。3月は自殺予防月間ですしね。3月は年度末で慌ただしいとか、プロジェクトがひと段落したとか。

4.おわりに

今回の会議の内容はこんな感じでした。
いかがだったでしょうか?「こんなこと考えてる人がいるんだ」とか「この人何言ってるんだ?笑」とか色々な感想を持っていただけたら、ぜひツイッターでもどこでも大丈夫なのでメッセージを頂けると嬉しいです。
反応が良ければ、今後ともこのような記事を毎週投稿していきたいと考えていますのでよろしくお願いします!


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