MMTの明明白白な嘘
MMTが凄いのは、理論の根幹が明明白白な嘘なのだが、それを「嘘も繰り返せば定説になる」と強行突破している点にある。
その嘘とは、政府の支出は中央銀行の通貨発行(newly-created money)によって賄われるので事前の財源調達は不要、徴税と借入は財源調達ではなく市中から通貨を回収する手段、という常識とは正反対のものである。政府の支出は中央銀行の対政府信用供与(政府の中央銀行からの直接借入)とワンセットで、国庫に入る納税金や国債の代金は自動的に借入の返済に充てられる。