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新しいクリエイティブ文化をつくる

最近、新しいクリエイティブ文化をつくることを自分がやっていくんじゃないかと思ってきた。具体的にいうと、”横のつながり”のクリエイティブ。関わる全ての人が輝ける社会にすること。

”縦のつながり(左)”と”横のつながり(右)の構造図

ボーダレスなフリーマーケットへ

従来は縦構造(ピラミッド構造)で、大きい会社が強くて、受発注ビジネス。発注に対して、その金額に見合った対価を生み出していた。お客さんのために、その仕事を確実にこなさないといけないから、安心して任せられる自分の知ってる人でチームを作ろうとする。

前いた会社がそうだったんだけど、それだとクリエイティブだけどクリエイティブじゃないんだよね。お客さんがやりたいことをやりすぎちゃうと、作業者になっちゃうから。

でも、今やろうとしているのはカタチがなくて。ピラミッドじゃなくて、全部横のつながりが円になるイメージ。これって、理屈があまりないんだけど、価値観が合う人たちが手をつなぎだした感覚で。最近、クリエイターもそうだけど、仕事自体の案件全部で”面白いじゃん!”が連鎖するようになってきていて。同じ業界の人ばかりだったマーケットから、ボーダレスなフリーマーケットへ。

業種関係なく、いろんな人とお付き合いしてきたことで、出会う人が変わり、つながるようになってきた。一見、それぞれのジャンルはバラバラで、意味のないような事柄なんだけど。その都度その都度、面白いと思うことが進んでいくと、離れていたものがつながってくる。

いろんな人を介して、
「このプロジェクト一緒にやらない?」
「めちゃ面白いじゃん!じゃあ、誰とやる?」
人と人とつなげることで、化学反応が起こる。

”横のつながり”のクリエイティブって、仕事ありきではないよね。人と人のつながりが、広がって、大きくなって。そこに、仕事の可能性や種がめちゃくちゃいっぱいになっていく。人が、どんどん円に巻き込まれて大きくなっていくイメージ。

プロコワの光(プロコワ代表) 久米由浩


光に人は集まるでしょ?
光って、面白いとか、ワクワクするとか、軽い感じ。楽しい人、輝いてる人に、人は本能的に魅力を感じてるのね。抗えないじゃん、理屈じゃないから。その人に関わりたいなと思ったり、その人みたいになりたいなって思ったり、その人と一緒に仕事したいなと思ったり。っていう大きな輪が、今は自分中心からできてるんじゃないかと思ってる。(大きなこと言ってるけど笑)

あれもこれも、”めちゃくちゃ面白いことになってない!?”って。みんなが笑ってて、”うわっ、社会がやばいことになってるこれ!”ってイメージ。超おもろいわこれって。そんな感じ。

しんどいことも、めんどくさいことも、仕事やってると、まだまだあるんだけど。それもなんか「ま、結果上手くいくしな」って、妙な自信がある。その先にあるものも、もう見えてきたしね。「チーム組みますか?面白くなりますよ!」って。そんなノリで。



全ての人がクリエイターと言われてるからさ。不器用な人であっても、クリエイターなんだよ、本当は。自分で生み出すチカラを持っている。横のつながりをつくることで、いろんな人を自由にさせて混ぜ合わせてるんだよね。キャリアとか実績じゃなくて。才能を。人と人、業界と業界の垣根とかもない。壁がない。

才能を混ぜ合わせることが、新しいクリエイティブ文化をつくることだと思ってる。

この業界の三角(ピラミッド)構造を、混ぜてるのかもしれないな。「お、なんかみんな、楽しいことなっとるな。」「おいしくなーれ、おいしくなーれ」って。


「自分が楽しい仕事をする。以上!」

新しいクリエイティブ文化をつくる上で、大切なことは、自分軸を持つこと。自分のポジションみたいなもの、自分が本当にやっていきたいことに対して、”自分を明確にすることが全て”みたいなこと。

何か無理やり動かそうという感覚もなくなってきていて。パズルが当てはまっていくというか、自動運転モードというか。それって、”自分のことをちゃんと好きでいられるか”とイコールなんだと思う。自分の軸さえしっかり持てば、勝手に現象が起こるというか。自分があやふやだから、あやふやな仕事が来たり。自分が望んでないクライアントが来たりする。自分の軸があると、そういうのが来なくなる。

「自分が楽しい仕事をする。以上!」みたいな。一方で、自分のことを知らない人も多いよね。自分の才能を自分で決めていたり、才能あるのに、隠されちゃってたり。深いところにあったりして、気付かない人が多くて。一定数の人は、一生それに気付かず生きる人もいる。

でも、自分の本能とつながると、本能的に自分の軸に合った選択ができるようになる。フリーランスになって、自由に選択できるようになると、「これが違う」「これが合わない」って、自分のことがわかってくる。


もともと才能はあったのに、型に入ってたから見えなかっただけ。型からでれば自由になるし、探していくうちに、見つかるから。だから、もっとみんな自由になっていいんじゃない?新しいクリエイティブの文化が、自由を生み、その人本来の才能が輝き出すと思うから。(プロコワ代表/ 久米由浩)






インタビュアー/記事:廣田彩乃(Ayano Hirota)ストーリーライター
「今しかない想いに目を向け、心温める時間を共に。」インタビューや対話を通し、人やモノ、サービスに込められた想いをコトバで届ける人。「1人ひとりに心の拠り所のある社会を。」というVisionを掲げ活動中。

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