たかが録音だけど大変
こんにちは。6502です。
IT系ネタというほどテクニカルではありませんが、お耳汚しに。そう、耳。まさに音声の話です。
【録音します】
昨日、九月八日(日)はしっかり働きました。来月、ちょっとした講演をするのですが、事前に音声付きパワポが欲しいと言われて、録音していたのです。
たかだかニ十分。読み上げ原稿は完成しています。動画はとらないので、恰好や表情は気にする必要ありません。ただただ、読むだけです。
なんだ、楽勝じゃないか。
と思いましたが、甘かった。
まず、オフィスは大部屋で、閉ざされた空間がない。自席で講演原稿を読み上げて録音するのはちょっと悲しく、とても恥ずかしい。
いちど早朝に出勤してやろうとしたのですが、結構、早く来る人はいるものです。
ほんと、七時前に来る人もいるんですよ! (自分勝手ながら)いい迷惑!!
しかたないので、朝、会議室に籠ってやりました。
【録音終了、しかし未完】
会議室にて三十分。一応、録音付きのパワポができました。
そのまま送ってもよかったのですが、リアルの講演終了後にネットにアップするということなので、明らかにタイミングがおかしいとか、ひどい読み違いなどは避けたく、一応のチェックをしました。
声が悪い。活舌が悪い。発音がはっきりしない。などなど。
こういった付け焼刃でどうにもならないことは諦めるとして、どうしても気になるところがありました。
鼻呼吸の音がしっかり拾われている。たまに、口の中で唾液がチャっとはじけるような音も捉えられている!
え? と思いました。
いままでマイクを使って講演したことは幾度となくあり、音が拾われることもないわけではないですが、こんなに露骨にノイズとして入っていることはありません。
しばらく考えて思い至りました。
マイクが悪い。
そうか。これまで壇上でしゃべったりしたときは、マイクが良かったのか。そしてそのあとのノイズ削除処理がうまくされていたのか。
そういえば、テレビで呼吸音なんて入りませんもんね。うまく削っているんですよね、きっと。
【再挑戦も、進捗せず】
自宅にWEB会議用のヘッドセットがあるので、それを使おうと思いました。
しかし、記憶している限り、このヘッドセットを買ってからもう四年。職場のPCは更新されていて、更新前のPCではマイク端子とスピーカー端子が別だったのそれに合わせたものを買いましたが、いまは一元化されたタイプになっています。
さてどうだろうと思いながら、ヘッドセットのマイク端子を職場PCに突っ込みました。
音が、一切ひろえていません。
プラグの問題なのか、あるいはいつの間にか壊れてしまったのか、わかりませんが、ダメなものはダメ。徒労に終わりました。
【あとは手作業、いや鼻作業】
しょうがないので最初に使ったマイクで録音しなおしです。
ある程度鼻呼吸の音が入るのは諦め、それでもできるだけ軽減するために、やったことは以下の三点。
鼻にマスクをする(口はフリーにしておく)。
マイクを鼻からなるべく離す。
できるだけ口呼吸をゆっくりする。しばらくしゃべった後、一気に「すうっ!」と鼻から息を吸うことは、避けるよう心掛ける。
※ハナからハナすで笑ってくれる人がいるとは期待していません。
一点目は物理的対策。どの程度効果があるかはわかりませんが、人に見せられない姿になっていることは間違いありません。
二点目も物理的対策。上に同じですが、これ自体は人に見られてもまったく平気です。
三点目は心がけの問題。事故らないよう注意する、というのは事故対策になっていないのですが、急場でもあり、しょうがない。講演料も出ませんしね。
【ともかく完成したことにする】
そうやって録音したものは、思ったより、鼻呼吸音が小さくなっていました。
ただ、大きく入っていることもあるので、物理的対策よりは、心がけを実践できたときにうまくいっているだけのようです。
パワポから音声だけを取り出して、呼吸音を消すなどの編集をして、パワポに戻すという手順は思い浮かびますが、そこまで手間はかける気になりません。なんせ無報酬というか、しゃべらせてもらっているという講演なので。
もういいや。これで完成。うん、完成!
【教訓】
いいマイクまたはヘッドセットを用意すべし。しかし、具体的にどういう性能を求めればいいのかわからない。
ああ、これでは教訓になってない。
【締めのことば】
それにしても、配信などやっている人たちの間でもこの「鼻」問題が発生すると思うのですが、やはりいいマイクを使っているのでしょうか。
あるいは、その後のデジタル処理で消しているのでしょうか。
わたしはYouTuberなどになるつもりはないのですが、テクニック的には気になります。
どなたか教えていただければ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。