【祝4周年】2020年上半期のPR活動を振り返る広報LT大会【LT復活】#PRLT #26
こんにちは、今回からコアメンバーになりました #PRLTのきぬきぬです 。
4周年を迎えたPRLT、第26回目の#PRLTが開催されたので、その様子をお届けします。
今回のテーマは「2020年上半期のPR活動を振り返る広報LT大会」。2020年上半期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で広報活動に影響が出た企業も多いのではないでしょうか。
今回のPRLTでは、コロナ禍で変えた自社のPR活動や2020年に転職した話、リモートワークでこんなPR活動をやってみたことをテーマに、8名の方にご登壇いただきました!
前回引き続き、オンライン開催です。
今回も非常に熱いLTばかりでしたので、どうぞお読み逃しなく!
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株式会社タイミー 釡谷 実希さん「コロナは危機とチャンス。はじめての守りのPR」
トップバッターはタイミーの釜谷さんです!釜谷さんからは「守りの広報」の、やるべき3つのポイントをお話しいただきました。
1.ベンチマーク企業の報道傾向を追いかけること
2.各部署の(法務、弁護士、CS)の力を借りること
3.チェック項目をリスト化すること
各部署と連携することは、他部署への理解も深められ、広報の理解をしてもらえる絶好のチャンス。自分の範囲を越えて、周りを巻き込む重要性に気づくLTでした!
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藤本 陽子さん「月2-4回出張が0に?!!神戸からリモートでこんにちは。」
神戸から登壇!藤本さんのLTでは、「地方広報」や「オンラインでの広報」をテーマにLTしていただきました!
「だめなものはしょうがない、今できることをやる!」と、コロナ禍でのオンライン取材のコツから、オンライン上でできることを含め、実際に注力したことをお話いただきました。オンライン取材でのポイントは3つ!
1.ツールの使用時間に注意
2.議事録を記者と共有して聞き間違いを防ぐ
3.写真や画像を事前に複数準備する
議事録を記者と共有しながら「聞き間違いを防ぐ」というポイントは、「なるほどなあ……」と私自身も気づきをもらいました!広報活動はオンラインでもたくさんのメリットが存在すること。これを機にオンラインを有効活用しましょう!
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株式会社MyRefer 岩田 知佳さん「人材系企業のウィズコロナPR~3つの壁と乗り越え方~」
岩田さんには、人材系企業の「ウィズコロナPR」についてお話をいただきました。広報の価値観の提示とアップデートに大事なことは2つ。
1.事業を再定義すること
2.新しい価値観を提示すること
それに伴い、「活用事例だけでなく導入事例も含めること」「営業やCSにもヒアリングを行うこと」「マスではなく1on1アプローチをすること」といった、行動事例もご紹介いただきました。
今回の岩田さんのLTでは、広報は各部署と連携を取りながら「世の中に合わせて事業価値をアップデートする必要がある」重要性を教えていただきました!
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株式会社Lbose 椿原 ばっきーさん「リモート限定でPRをやってきた私がコロナ禍でやめたこと」
「コロナ禍でPRを辞めた」という参加者も驚きのLTタイトル。
なぜPRを辞めたのか、辞めて何をしたのか、について詳しくお話いただきました!
1.PRを辞めた理由
→SNSが荒れ気味・コロナ話題でもちきり・無名の会社は取り上げてもらいにくい!
2.PRをやめて、やっていたこと
→事業開発や組織作りに注力!
各ニュース媒体すべてコロナの話題でもちきり。そんな中ばっきーさんは「PR」を辞めました。広報も組織人のリソースとして、型にはまらずに対応し、他の部署の仕事もやってみる!コロナ禍を機に、時間や調整のかかる取り組みを行うという新しいアイデアです!
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角川アスキー総合研究所 大谷 イビサさん「コロナ禍でWeb媒体の編集部はどうなったか?」
「実際コロナ禍でweb媒体ってどうなってるの・・・?」広報が気になっていることを、Webメディア業界を代表して角川のアスキー総合研究所 アスキー編集部のイビサさんにお話しいただきました!
Webメディア業界は順調で、取材はほとんどオンラインに移行したそうです。オンライン取材のメリットとしては「移動がないこと・地方取材もできること」、デメリットとしては「ビジュアルが荒いこと・情報交換ができないこと」をあげました。
また、メディアがチェックしていることは3つ!
1.withコロナ、アフターコロナに有益な情報
2.宣伝活動はよりセンシティブに
3.プレスリリースやSNSで情報リサーチ
コロナに関するプレスリリースで情報が溢れており、「PR」として出しているリリースが多いと貴重な意見も。メディア側の意見として「数字の意図 / 裏を読み取ることが大事である」ことも、教えていただきました!とっても貴重な情報ですね……!
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デジタルグリッド株式会社 石原 智さん「経済番組Dと出版社経営を経てベンチャーの広報をしている私から見た広報部門部門のバリュー向上策」
経済番組Dと出版社経営を経て、現在はベンチャーの広報を担当している石原さん。石原さんには「広報の価値向上」についてお話いただきました。大事なことは2点!
1.業界領域の再定義(社内外コミュニケーションの統括部門になること)
2.経営への貢献の精緻化と見える化(PLにどう反映されているかなど、広報成果を財務、非財務上の貢献としてを開示)
石原さんは広報独自性の注意点として「セールスやマーケティングに寄り過ぎると、広報本来の強みである他部署にはできない、関係構築ができるフットワーク削がれる」と伝えました。
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株式会社gumi 長瀬 七夕さん「スタートアップに専任広報がいなくてもできる明日からやった方がいい3つのこと」
長瀬さんからは「広報がいなくても発信は必要不可欠!」をテーマに、広報がいなくても明日からやるべきことをLTしていただきました!
1.会社のHP、各種SNSの準備
2.メッセージにあった媒体探し
3.継続的な自社情報発信
情報発信のポイントとして「発信し続ける継続力」「ネタルールを決める」「レギュレーションを作る」ことが重要であること。そして最後は長瀬さんの大好きな、Nizi Projectの例を用いて締めてくださいました!(笑)
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経営企画/広報 奥原 拓郎さん「広報を辞めようと思ったけど、また広報をやってしまった話」
ラストLTは奥原さんです!「広報をやめようと思ったけど、また広報をやってしまった」というエモいタイトルから、LTがはじまりました。
広報って「きれいどころのポジションだよね」「現場に関係ない」など、広報に対してポジティブなイメージを持っている方は、少ないのが現状にあること。そんな広報のイメージは自分で作ることが大事であると、気付きを与えてくれたLT。
広報で大事なのは「まず、どんな広報になるべきか定義づけをすること」、そして「その定義を自分でつくっていくこと」。
「自分が広報としてなにができるのか」「自分にできることはなにか」を分析していくことが大事であると話を締めました。
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以上、今回は8名の方にLTをしていただきました!
#PRLTの特徴でもあるとおり 、明日から活用できそうなことばかり。
LT大会のあとは、オンライン上で初の懇親会を行い、25人以上の方が参加!リモート下でのメディアリレーションズの工夫点や、PR活動の定量化について意見交換をしました。
#PRLT はあったかい空気感に定評のあるコミュニティ。オンライン化したらその空気は失われてしまうんじゃ……?顔が見えない中でLTするのってハードなんじゃ……?と模索し続け、この数ヶ月はLTを「ライトなトーク」と無理やり読んでトークセッションをメインに開催してきました。
こうした期間を経て、ライトニングトーク大会を再び開催できたことに、まずは一同ほっとしています。やっぱり、自分たちのコアはぶらしちゃいけませんね。
ちなみに、「コメントスクリーン」という、ニコ◯コ動画のように視聴者のコメントが画面上にリアルタイムに流れるツールを導入して開催してみたら、発表者にもリアルに聞いている人のリアクションが可視化されたのでライブ感あってとても良かったです。おすすめ。
今後も発表者がより発表しやすく、聞いている人がより楽しめる、そんなLT大会になるよう運営手法も毎回アップデートできたらと考えているので、おすすめのツールあればこっそり教えてくださいね。(こっそりじゃなくても◎)
それでは、また2ヶ月後にお会いしましょう〜!!!
Togetterまとめはこちら↓
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