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薪割りトレーニングでパンチ力が上がるのか?やってみた

今回は薪割りトレーニングのお話。

いにしえのパンチ力強化トレーニングとして、「薪割りを沢山やってパンチ力が強化される」、というのがあって

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(出展:週刊少年マガジン[はじめの一歩])

薪割りやってみたくても、機会がなかったので、かわりに4キロのハンマーをゴム板に3万回叩き込むトレーニングをしたりしましたが↓


結果、ハンマートレーニングで筋力はついた「パンチ力が上がったか?」はよくわかりませんでした。

KO率は上がりましたが、それがパンチ力が強くなった事に繋がったのか?といえば、

・そもそも相手をダウンさせたパンチとは
「相手のアゴなどの急所を(撃ち抜いてる)」ので、コブシにそれほど手応えはなく、自分ではパンチ力が上がった手ごたえがない。
・スパーリング相手からは「攻撃が重い」といわれるようになったが、自分がくらうわけではないので実感がない。
・そもそも、同時進行でスパーリングもそれなりの数をこなしたので、相手を倒すためのゲームメイクが上手くなったのであって、
パンチ力の向上は微々たるものではないのか……?
そんな疑問が消えませんでした。

しかし、縁とは不思議なモノで

職場の上司から「防風林の地面をアスファルト舗装する前に重機(バックホウ)のリース代金を少しでも節約したいから

時間が空いたら少しづつでいいから、舗装する歩道の予定地の木の根を人力で掘り返して切断して」

という依頼がw

斧で木を切断できるww

クワで地面を掘り返して木の根を露出させて切断する。

木の根をチェーンソーで切断しようとすると、沢山の土や砂利をチェーンソーの動力部に巻き込んで故障してしまうので、

手斧を買ってきて、手斧で木の根を切断。

(↑いろいろな斧の中で、この斧が他の作業にも使いやすくて便利でした)

……斧で木の根を切断しながら「これでどうやってパンチ力あがるんやろ?」

と思ってました。しかし、

数百本の木の根を切断している内に「斧で木を切断するコツ」のようなモノをつかみました。

斧を使って木を切断する際、

自分が今までフィニッシュブローを打っていた時の要領で、

・木に当たるインパクトの瞬間に肩・肘・手首・拳の関節や筋肉に力を入れて打ち込み、反動がきてもさらに押し込んだ時と、
・逆にインパクトの瞬間に全ての関節を脱力して斧と腕や上半身の重さのみをぶつけて、反動に合わせて手を引いた際には、


木の切断面から判断する場合、
・力を入れてインパクトの瞬間に押し込んだ打ち方が1.5の威力とすると、
・力を抜いて重さのみで打った時を1.0程度。

つまり、「渾身の1発」はせいぜい1.5倍程度の威力しかない。


しかも、この渾身の1発にはいくつか欠点があり

・自分の質量を越えた1発を打とうとすると、大きく振りかぶってしまうので「対戦相手から見たらわかりやすい」
・より体重を乗せようとすると、前のめりになりやすい(対戦相手のカウンターをもらいやすい)
・インパクトの瞬間に握りこんで押し込むと、対象物を撃ち抜けなかった反動が逃げないので、打ち込みに関わる筋肉と関節にダメージが蓄積する。
・そもそも、そんなに力を入れて思い切り打ち込むとピンポイントで狙った場所に当てるための命中率が下がる

などなど欠点が多い。


……だったら、打ち込む人間の疲労とリスクが少ない「ムダな力を抜いた打ち方が良い」

という事。

・そもそも威力を上げるために命中率が下がり、カウンターをもらうリスクが高く、反動で体を痛めるパンチ。(威力1.5)より

・コントロールしやすく命中率が高い、体を痛めにくく、反撃がもらいにくいパンチ(威力1.0)を2回連続であてて、相手への蓄積ダメージを(2.0)にした方が効率よく相手を破壊出来る。

という事を、木を切断(薪割り)して気づきました。

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体を鍛えるというか、
自分の体を効率よく使って薪を割る(効率よく対象物に衝撃を加える)やり方を学ぶ練習になるかな?


というのが、僕の薪割りトレーニングの感想でした。

正直、薪割りトレーニングは格闘技をやる人にはオススメです。


……ただし、僕がやった作業は「薪割り」ではなく、「山林の開拓作業」なので、めちゃくちゃキツイ作業でした。(指・手首・肘・肩・背骨・腰などあらゆる関節が永遠と続く作業でメチャクチャ痛くなりました💦)

[荒川弘]先生の「百姓貴族」思い出したw

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北海道開拓民はスゴい。




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