見出し画像

半導体不足でBMW新車(2022年モデル)の機能がグレードダウン?!!

こんにちは。

今、通勤で使っているマイBMW車が10万キロを超えて、もうすぐ11万キロとなろうとしているため、先日、買替えのためにBMWのPremium Selection店を訪れました。

このBMW Premium Selectionは新車ではなく、認定中古車を扱っています。中古車と言っても、新古車や年数や走行キロが非常に少ない新しい車が多いため、ここ10年くらいこちらで購入しています。

先日、営業の方から2022年の1月登録の新古車が入ったというので、早速、見に行きました。

新古車なので、非常に状態も新しく、良さそうでしたが、細かく聞いてみると、なんとフロントカメラが無い、オートマチックトランク機能が付いていない、などの事実がわかりました。

2021年販売のモデルまでは機能はついていましたが、なんと、2022モデルの新車には色々と付いていない機能があるということです。

原因は、今、世の中を騒がせている「半導体不足」なのです。

「半導体」は、チップとも呼ばれ、電子機器を動かすために必要な部品です。そして現代の生活に必要なスマホ、PC、電気機器、そして自動車などには、全て大量の半導体が使われています。

もともとパンデミック前から半導体需要は需要が供給を上回る傾向があったようです。また半導体の生産拠点の87%は台湾、中国、韓国でした。

そして、コロナによる世界的なパンデミックにより、こうしたアジア拠点の工場がしばらく閉鎖され、また半導体製造に必要な物質も数ヶ月入ってきませんでした。

さらには船舶や港湾を中心としたサプライチェーンがしばらく止まったことも、この半導体不足に輪をかけたようです。

この「半導体不足」はBMWを含めた自動車メーカーの生産を直撃しました。

例えば
・日産自動車は自動車生産台数を50万台削減すると発表
・GMはピックアップトラックの生産を一時中断
・トヨタは国内9工場の生産ラインを今年5月に数日、生産停止し、減産

BMWも例外ではなく、一部モデルにおいて生産遅延が発生しています。さらにBMWがとった戦略は、搭載する半導体を減らして、標準機能を削ったモデルを生産するというものでした。その分、価格も若干安くなっているようです。

先ほどの2022年モデルについて、わかっているのはフロントカメラがなくなり、オートマチックトランクのボタンがなくなったことです。細かいところで他にも省かれている機能があるかもしれません。

新しいモデルなのに機能グレードダウンとは驚きですよね。

仕方がないため、この2022モデルはあきらめて、半導体が削られる方針の前に生産された2021年モデルで今、探しています。

それでは。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?