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英文読解・英作文に応用するための英文法 「句と節」

 ごきげんよう。椎名まつり(@417matsuri)です。この記事では、英文解釈や長文読解、英作文などを正確に行うために求められる「句と節」という英文法の概念を詳しく紹介していきます。

 不定詞、関係詞などのように一つ一つ積み上げていった英文法の知識を文の構造上の観点から確認・整理することで、単語のまとまりである文を、句や節に分解して理解できるようにしていきます。この分解作業の出来は、英文解釈や読解、さらには英作文の正確さを左右するため、句と節についての知識は非常に重要な概念となります。

 この記事は、これから英文解釈や長文読解などの本格的な英語学習を行おうとしている高校生を対象にして書かれた内容になっていますが、それ以上のレベルの学習者の方にも学びがあるように整理した内容になっnています。また、高校で学ぶ英文法のうち分詞構文、関係副詞、複合関係詞の内容を含んでいますが、分からなくても読み進めることができるようになっています。

 また、私が考える英文法の最も重要な部分を捉えた内容になっているため、一部を有料公開の記事としています。ご了承ください。

 また、本文中の文章の構造分解は以下のルールに従って表記します。
・名詞句・節は[  ]で、形容詞句・節は<  >で、副詞句・節は(  )で表す。
・強調構文はthat(which,who)以下を〘  〙で表し、倒置を示す。
・文法上重要な接続詞は太字にして表す。

Ⅰ 句と節とは 

 まず、そもそも句と節の違いとは何だったでしょうか。覚えていますか?もし、覚えていないようでしたら、以下の定義をしっかり覚えましょう!!

「句」……2語以上が集まって、ある品詞(→名詞・形容詞・副詞)に相当する働きをするものをいう。それ自体の中に主語や動詞を持たない

             形容詞句(分詞句)
   例:I spoke to a girl <walking a dog>.
             前の名詞を修飾している
 
「節」……2語以上が集まって、ある品詞(→名詞・形容詞・副詞)に相当する働きをするものをいう。それ自体の中に主語+動詞を持っている

             形容詞節(関係代名詞節)
   例:I spoke to a girl <who was walking a dog>.
             前の名詞を修飾している

 これで、「句」と「節」の違いを理解することは出来ましたか?では、品詞ごとにどんな句と節があるのかを確認したいのですが、その前に「節」についてもう少し詳しく見ていきます。

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