高尾歳時記 2024年4月20日
西山峠のニリンソウの大群落が開花のピークを迎えています。
ニリンソウはその名のとおり、一株に二輪の花をつけます。花期をできるだけ長くして受粉の確率をあげるため、まず一輪目が開花し、そのあと遅れて二輪目が開花します。そして、二輪目が終わりを迎えると葉は急速に朽ちていき、一ヶ月もするとニリンソウは跡形もなく地上から消えてしまいます。
現在ほとんどの株が二輪をつけていて、一部は一輪目が終わっており、葉が朽ち始めている株もありますので、ピークを過ぎ終息に向かいつつあるところです。