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岡水産/岡海志さん

2023年4月7日&14日放送

 今回のお客様は、安芸郡東洋町「株式会社岡水産」の代表取締役専務、岡海志さん!

■ 岡 海志さん
安芸郡東洋町出身。岡水産の長男として生まれ、大学卒業後は千葉県で自動車ディーラーの営業マンとして勤務。2022年、家業の人手不足をサポートしようと地元へ戻って家業に入り、若い感覚を生かしながら家業の発展に尽力しています。

〔 今回、今橋さんはリモート出演です♪ 〕

▶ 家業の力になりたい!

 岡水産は1970年に岡さんの祖父が始めたお店を、2010年に株式会社化したもので、現在は岡さんの父親が代表取締役社長を務めています。高知県東部や徳島県南部の漁港に水揚げされた鮮魚を近隣小売店に届けるほか、全国各地の市場や食品業者に向けても発送しています。

 現在24歳の岡さんの周りには子どもの頃から常に魚があったそうで、美味しいお魚が食卓に並ぶのはもちろん、父親の仕事場へ遊びに行くこともよくあったそうです。

 長男であり、自らの名前に「海」という文字が使われていることもあって家業を継ぐことへの期待を感じながら大きくなった岡さん。部活ではじめたバスケットボールに夢中になって、高校・大学とバスケ一筋の生活を送り、卒業後はスーツで働く仕事への憧れもあって、千葉のカーディーラーで営業マンとして勤務します。

 営業マンとして充実した日々を過ごす中、常に心の片隅にあったのは家業の人手不足のこと…。父親から鮮魚に関するいろんなことを教わったこともあり、自分が地元に戻って家業に入ることで会社の助けになれれば!との思いから、2022年夏に岡水産へ入るのでした。(親孝行な息子です!)

〔 男の仕事場って感じです! 〕

▶ 岡さんの仕事とは?

 現在は、漁港で鮮魚の買い付けを担当している岡さん。地元・甲浦漁港をはじめ、室戸市の佐喜浜漁港、徳島県海陽町の鞆浦漁港、宍喰漁港などに行って、ズラリと並んだ魚の中から目当ての魚に札を入れています。とはいえ地元に戻ってまだ一年も経っていないので、父親の指導を受けながら日々勉強を続けているそうですよ。

 購入した鮮魚は発泡スチロールの箱に詰めて全国各地へ発送しますが、ここで大事になるのが氷の量とその詰め方。鮮度を保つためには氷を全体に行きわたらせることが大切で、これには熟練の技が必要です。また見た目も大事なポイント!発送する鮮魚にはパーチと呼ばれる透明なシートを掛けるのですが、岡水産では会社のエンブレムを入れた、魚が映える色のパーチを使っています。こんな細やかな心配りが大きな差を生むんですよね。

 またパック詰めした切り身や刺身を近隣の小売店に納入するのも岡さんの仕事。東洋町の「海の駅」や徳島県海陽町のスーパー「ビルド海南店」へ1日に何回も納品しています。届けた商品は岡水産のInstagramにも掲載。プロの視点で「今日はこれがオススメ!」といった情報も付けていますので、ぜひ岡水産のInstagramをチェックしてみてください。

〔 岡水産Instagramをチェック! 〕

▶ 甲浦に揚がるマグロはなぜ美味しい?

 東洋町の甲浦漁港には美味しいマグロが揚がると言われています。
その理由は、船でマグロを釣り上げる漁師さんが多いこと!

 船で釣り上げたマグロは一本一本きちんと“締める作業”をしているので、港に揚がったあとも新鮮な状態が保たれます。大きな網で獲るよりも迅速な作業が出来る分、鮮度に違いが出るんですね。

 岡水産では、そんな美味しいキハダマグロを使った生節を作っています。高知ではカツオの生節をよく見かけますが、キハダマグロの生節は珍しいですよね。脂があるのでしっとりした食感とクセのない味が楽しめるそうで、醤油マヨネーズやポン酢で食べると「もう最高❤」なんだそうですよ。
期間限定で作っているので見かけたら是非召し上がってみてください。

〔 丸々と太ったマグロちゃん 〕

▶ 春はブリの季節!

 お魚のプロである岡さんに、春にオススメの魚を教えていただきました。

 オススメいただいたのは … 「ブリ」!
寒ブリという言葉があるので、冬が旬と思っている方もいると思いますが、ブリの旬は3~5月。特に高知県東部では春にブリがよく揚がるそうです。

 かつては春に獲れるブリは脂の乗りが悪かったそうですが、近年では回遊時期が遅れて、脂の乗った上質なブリが春に獲れるようになったそうです。

 室戸市ではこの春記録的なブリの大漁に沸いているそうで、3月30日には椎名大敷組合では過去最多となる1万4千匹超の水揚げを記録しました。

 室戸市の佐喜浜・椎名・三津・高岡大敷組合では、一定条件をクリアしたブリに【室戸春ぶり】専用シールを貼って出荷しています。この時期ならでは美味しさを是非ご賞味ください。(ブリしゃぶがオススメだそうです!)

〔 記録的な豊漁に沸く漁港 〕

▶ 今後の夢は?

 家業の岡水産に入って8カ月あまり。始めは新しい環境に戸惑いも多かった岡さんですが、徐々にこの仕事のやり甲斐も感じてきました。

 例えば、岡さんが鮮魚を納入している徳島県海陽町「ビルド海南店」では当初“売れない魚”がありましたが、地域差や時間帯を工夫することで少しずつ売り上げが上がって来たそうです。こうしたほんの少しの工夫が結果に繋がることに大きな達成感を感じていると語ってくれました!


 最後に岡さんの今後の夢や目標を伺いました。

■ 岡水産の魚だから買ったと言ってもらえるよう経験を積んでいきたい!
■ めちゃめちゃキレイなお嫁さんと幸せな家庭を築きたい!



 東洋町に戻ってからは商工会をはじめとするいろんな団体から勧誘を受けているという岡さん。東洋町にとっては大きな戦力の加入ですものね。

 ご本人が「どストライク!」と言う、白石麻衣さん(元乃木坂46)のようなキレイなお嫁さんを見つけて、幸せな未来を築いていってください♪

〔 時間の流れがゆっくりな東洋町 〕

【 放送プレイバック 】📻✨
★ 4月07日(金)放送 ⇒ コチラ から!
★ 4月14日(金)放送 ⇒ 
コチラ から!


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