見出し画像

SO9/鈴木 助さん

2022年3月4日&11日放送

今回のお客様は、高知のアウトドア用品メーカー「SO9」の代表、鈴木 助さんです!

■ 鈴木 助さん
東京都武蔵野市出身。大学卒業後、高知の建設機械メーカー「技研製作所」に就職して高知で勤務。その後、東京へ転勤となるものの、高知の自然や人の良さが忘れられず高知への移住を決意します。2018年、アウトドア好きを活かして「SO9」を起業!アウトドア用品をはじめ、車中泊にオススメのクルマも販売しています。

画像1

▶ アウトドアに興味を持ったいきさつは?

東京都武蔵野市出身で、自然と触れ合う経験は夏休みなどの家族旅行くらいだったと語る鈴木さん。大学に入ってすぐに自動車免許を取り、18歳の夏に自分の車で北海道に行ったことからアウトドアへの興味が湧いたそうです。

当時の旅行は、北海道の大学に行った友達と道内の道の駅を巡って、夜は車中泊をするという約3週間の日程で、計画を立てない気ままな旅の楽しみを実感したそうです。ちなみに車中泊初日は、窮屈でなかなか寝られなかったとか…。当時の想いがきっと今のお仕事に繋がっているんでしょうね♪

▶ 高知との出会いは?

大学卒業後、就職するなら〔誰もが知っている超一流企業〕か〔誰も知らないような尖った会社〕と決めていた鈴木さん。偶然訪れた高知の企業「技研製作所」の就職説明会で、自社の技術を自信満々で語る社員さんを見て入社を決意。まさかの高知勤務が始まります。(東京勤務と思っていたとか…)

高知では当初、遊ぶ方も分からないような日々で「とんでもない所に来ちゃったなぁ」と思っていたそうですが、時間が経つにつれて、高知の雄大な自然を楽しむアウトドアの魅力に惹かれ、ほぼ毎週末、高知や四国の各地を回るようになったそうです。

そこで感じたのは、整備されていない手つかずの自然の尊さ!
鈴木さん曰く、東京から行けるアウトドアスポットは言わばテーマパークのようなもので、凄く開発された場所に定番のコースがあって、やっていいこと、やってはいけないことがシビアに管理されていて、自然のように見せかけたテーマパークだと感じたそうです。ですが、高知のアウトドアスポットはまさに超自然!自分の発想次第でいろんな遊び方が出来るので「観光地化されていないアウトドアってめちゃくちゃ面白い!」と思ったそうですよ。

画像2

▲ 鈴木さんが大好きだという三嶺の美しい景色♪

▶ 起業を決意した理由は?

高知での楽しい生活を5年半続けた鈴木さんに、ある日、東京への転勤辞令が!家族も、友人も、鈴木さんが東京に戻ってくることを喜んでくれたそうですが、高知から東京へ戻る道中で感じたのは「すごく楽しい旅行が終わって家に帰る寂寥感や喪失感」だったそうです。

5年半の高知生活を振り返って「やっぱり自分は高知が大好きだったんだ」と気づいた鈴木さん。大好きな高知で、出来れば大好きなアウトドアの仕事を自ら起こしてみたいと思い、2018年に高知へ移住してアウトドア用品メーカー「SO9」を立ち上げたのでした。

ここまで高知のことを好きになってくれると、高知県民としては非常に嬉しく、よくぞ来てくれました!という感じですよね。

▶「SO9」初の商品となったのは?

大学時代はプロダクトデザインを専攻していた鈴木さんは、アウトドアに役立つ商品をほとんど手作業でつくっています。

最初につくった商品は … 電源不要のアウトドア用こたつ!
その名も「アウトドア豆炭こたつ」でした♪

画像4

▲ このオシャレなこたつが超便利なんです!!

「アウトドア豆炭こたつ」は、軽量でありながら頑丈でアウトドアで映える八角形の天板を採用。熱源には電源不要で20時間暖かい「豆炭」を使用しています。一回最大20時間あたりの燃料代は、豆炭9~12個で約100円(!)
寒風吹きすさぶ屋外でぬくぬくとした気分を味わえる製品としては実に経済的ですよね。

また、こたつ布団は自宅用のものをそのまま使えて、屋外への持ち出しも簡単!「アウトドア豆炭こたつ」の重量は 約7kgで、折り畳んで付属バンドで縛ると、女性でも簡単に運搬可能です。

非常に暖かくて、見た目もオシャレで、運搬も簡単で、そのうえ経済的!
とっても映える「アウトドア豆炭こたつ」に是非ご注目ください。

▶「SO9」が今イチ押ししているのは?

18歳で経験した車中泊旅行に魅せられ、真夏の沖縄から厳寒期の北海道までこれまでに総移動距離25万km以上という、車中泊の達人・鈴木さん。
今イチ押ししているのは、商用車の荷台を木製家具などで満たし、好きなところに出かけて気ままに生活する「バンライフ=Vanlife」です。

画像4

「バンライフ」の魅力はたくさんあります!

① お気に入りの家具・道具たちとどこまでも行ける
バンライフの基本は「長時間滞在しても快適な車」と「滞在を豊かにするアイテム」の組み合わせ。車にしても、アイテムにしても何を選ぶかはあなた次第。発想次第でどんな体験とも組み合わせることができるのです。

② 時間を自由に使える贅沢
宿泊場所を選ばず、設営・撤収の手間がないバンライフの魅力は、従来型の旅行から私たちを開放してくれること。時間を自由にできるということは、そのぶん遠くまで行ったり、気の向くまま長期間滞在したりできます。
また自然に近い場所に宿泊できるのも大きなメリット。心地よい森の中や、見晴らしの良い山の上など、自然の真っ只中を体験できます。

③ 快適に滞在する贅沢
海岸で、清流沿いで、景色の良い場所で、心ゆくまで過ごす ─ 。
移動手段である車自体が快適なシェルターになるバンライフでは、気になる場所を見つけたら気がすむまでその場でゆっくりすることができます。
雨風をしのげて、電源があって、虫も侵入してこないし、いざという時は空調も使える。バンライフには快適に滞在できる理由があるのです。

画像5

「SO9」が提案している車中泊にオススメの車は、スズキ「エブリイ」をベースにした「バンライフエブリイ」!!

フロアには高知県産ヒノキの無垢材を使用、側面・天井にも国産ヒノキ天然木の積層板を使用することで ”総ヒノキ” の内装に仕上がっています。
車内スペースは 195cm×130cm。大人2人でも足を伸ばしてゆったりとくつろげます。天然木のフロア材はそのまま座っても、寝転んでも心地よく、フルフラットなので薄手のマットなどを敷くだけで快適に寝ることができます。

お値段は、税込・諸費用別で 130万9千円!購入前に一度使ってみたいという方には「ジムニーレンタルズ」さんによるレンタルがオススメです。
料金は、24時間で8,800円!(繁忙期は+1,100円になります)
「バンライフエブリイ」にお気に入りの家具を積み込んで、自由気ままな、自分だけの旅にお出かけください!

画像6

▶ 今後の目標は?

2018年に高知へ移住してきた鈴木さん。高知市の二段階移住制度を使って、まずは一定期間高知市で暮らし、その間に希望どおりの物件を見つけて今は香南市に住んでいます。その物件というのが…築100年の古民家♪いま自らの手でリノベーションをしているそうです。

リノベーションと言っても、プロ顔負けの大掛かりなもの。
柱の補強から始まり、耐震壁の施工と防水透湿シート張り、屋根の補修と断熱・防水などなど、長い期間をかけて少しずつ改修してきたそうです。
※改修の様子は鈴木さんのブログ「四国開拓日誌」にも掲載されています!

「高知に移住してからは理想に近い生活ができている」と語る鈴木さん。
仕事の面では「アウトドアにおけるユーザーの問題が解決できるような製品を作っていきたい!しかも合理的かつ魅力的なデザインに乗せて」と語ってくれました。これからも、高知の、四国の雄大な自然を自由に楽しむためのアイテムを私たちに提供していってくださいね。

【 放送プレイバック 】📻✨
★ 2022年3月04日(金)放送 ⇒ コチラ から!
★ 2022年3月11日(金)放送 ⇒ コチラ から!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?