適切な『お弁当箱』の大きさは?
今年、ご入学・ご入園をされる方、おめでとうございます。今年からお弁当生活が始まる方も多いのではないかと思います。特に高校生は、食べ盛りの真っ最中。「お昼ご飯が足りない」なんてことが頻繁に起こる年頃ですから、『お弁当箱』の大きさはとても重要です。
成長期の子供たちの『お弁当箱』は、男子900ml、女子700mlが理想。
『お弁当箱』のパッケージに記載がある容量に注目して下さい。『〇〇ml』と書かれていると思います。『お弁当箱』は、容量とカロリーがほぼ一緒という考え方をします。
1日に必要なエネルギーの食事摂取基準
・高校生 男子 2650kcal〜2800kcal
(身体活動レベルがふつう)
・高校生 女子 2000kcal〜2300kcal
(身体活動レベルがふつう)
これを単純に朝、昼、晩、3度食事すると考え、3回で割った数字が『お弁当箱の理想の大きさ』と捉えるのです。
男子生徒なら、大体900kcalだから『900ml』。
女子生徒なら、大体700kcalだから『700ml』。
また、運動部に所属する生徒は、100ml大きいものを選ぶか、お弁当+間食という考え方が適切です。
お弁当の大事なことは、1に「主菜」、2に「副菜」、3に「主食」。
お弁当で大事になってくることは、「主菜」に何を取り入れるか。冷凍食品の進化で便利である反面、毎日同じようなものになりがちです。
次にお弁当の中に「副菜」があるかをチェックして下さい。生野菜を入れると衛生面で問題が出てきますが、例えば、ポテトサラダやほうれん草のおひたしなどを一品加えてみて下さい。
最後に「主食」であるごはんです。『お弁当箱』の半分が理想といわれてます。
加工品に多く含まれる添加物『リン酸塩』に注意。
ハムやベーコン、ウインナーなど加工品に多く含まれる『リン酸塩』。元々『リン』は骨や歯を形成する上で必要なミネラルですが、過剰摂取になると、カルシウムの吸収を阻害します。
『リン酸塩』を含む食品を多く摂りすぎたために、疲労骨折をしてしまうことが稀にあります。なるべく加工品に頼りきったお弁当は控えましょう。
学生時代、学校や部活動で食べたお弁当、懐かしいですね。食事は身体の基本です。体調を崩さず社会人の方は新年度、子供たちは新学期を迎えて下さい。
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