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第14話 40歳主夫の昼食事情

先日のnoteにも書いた通り、5月のGW終わり辺りから主夫としての生活リズムも安定し始めた。そんな中で少し頭を悩ませたのが、私自身の昼食のことである。
4月当初は、次女のモモが給食を食べずに下校となっていたため、2人分昼食を用意する必要があった。モモのために昼食を準備するという明確なモチベーションがあったため、パスタやうどん、そうめんなど麺類を中心に簡単なものを作っていた。作る理由があれば、昼食作りも気にならなかったのだが、モモが給食を食べてから下校するようになって以降は、昼食をどうするのか?という部分で変に悩んでしまった。

働いていた頃の戸部家は、毎週日曜日に1週間分の朝食、夕食の献立を立て、スーパーで1週間分の食料をまとめ買いし、足りない分はその都度買い足すという生活をしていた。昼食に関しては、子どもは、小学校、保育園の給食、妻は職場でお弁当を取り、私は、職場近くの総菜屋の弁当やコンビニ、ほっともっとの弁当、時には、福祉事業所が運営している喫茶店で食べるなど、毎日違った形で昼食を食べていた。

主夫になって以降は、もちろん1人分の昼食を作ることも考えたのだが、私自身のために昼食を作って、洗い物をするという気力が湧いてこなかった。前日の夕食が残っている時などは、その夕食の残り物を食べ、何も食材がない時には、近くのスーパーやコンビニを利用していたのだが、どこかで「また戸部さんが買いに来ている。仕事はどうしているんだろう?」と思われてしまうのではないか?という自意識過剰な不安に襲われることがあり、近くのスーパーやコンビニを平日に利用するのは避けるようになっていった。

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