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小学校英語 教育 大全|小学校英語教育での「英語の学びに対する考え方」とは

小学生のお子さんを持つ親御さんから、「うちの子は、(小学校の外国語の)授業で単語を覚えるのが大変って言っている」とか、「自分が、英語ができないので、子どもには英語くらいはできるようになってほしい」と言う言葉をよく聞きます。

また、学校の先生からは、「どのように英語を教えればいいのか」とか、「とりあえずは、教材準備の時間が取れないので、教科書会社が作ってくれた付属のデジタル教材を使って、なんとか英語を教えている」といった声を聞きます。なかには、「自分には英語のセンスがないから、教えるのはちょっと…」といった声も聞きます。

小学校で外国語(英語)の授業が始まったので、中学校の学習内容が前倒しされるとか、高校では、英検準1級や1級を取れるくらいは当たり前みたいな流れになっていかないか、また、中学受験に英語が加わり、私立校と公立校の生徒の英語力の格差が大きくなるのではないか、という噂もよく耳にします。

しかし、心配はいりません。

小学校の外国語や外国語活動の授業では、「英語ができる子どもを育てる」ことが一番のねらいではありません。

外国語(実質的には英語ですが)を通して、異国の言葉や文化に対して、受容的な態度を取るころができる児童の育成が一番のねらいになります。このことは新学習指導要領解説にも書かれています。

そのねらいを踏まえた上で、小学校英語教育での「英語の学びに対する考え方」とは、「外国語(英語)の音声に慣れ親しませる」ことです。

公立小学校では、中学年(3年・4年)から外国語(英語)を学習し始めますが、そこでの領域別目標は、「聞くこと」「話すこと(発表)」「話すこと(やりとり)」の2技能3領域に焦点を当てます。
小学校英語教育では、「英語の習得」が目的ではなく、「英語に慣れる」ことが重要です。

このnote「小学校英語大全」について
新しい学習指導要領のもとで、2020年度に小学校で必修化となった英語ですが、実際に授業ではどんなことをやっているのか、他の小学校では、どのようなことを行っているのか、また、中学受験に影響はあるのかと不安に思う保護者の方や小学校の先生も多いと思います。このような声に少しでも答えるために、小学校英語や小学校外国語教育について、情報発信できればと思います。

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