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死にかけた話

わたしは昔、巨漢だった。
巨漢のまま、友達にも心では笑われてるだろうとか、見下されてるだろうとか、そんな気持ちのまま、青春時代が終わった。

そして引きこもって、鬱になって、わたしの人生なんだよ、と思って。

このままでいいのかよ?と思って。

そして痩せた。
普通に大食いだったからそれをやめて、自分の体重が半分になった。
着たい服が着れるようになった。
ナンパされたりするようになった。
へー年取ってもそれなりに痩せたらあるもんだなと思ったりして。

でもそれから10年以上経って、また太り出した。
大好きで集めてた大好きなお洋服が着れなくなった。

食べなくても痩せなくなった。

持病で運動はできない。

太っててもいいと思えたらよかった。

思えなかった。

もう、どうなってもいいと、ピンクの小粒に手を出した。

普通に飲んでもしんどかった。

でもどんどん量を増やした。

ああ、これって所謂摂食障害ってやつかもなぁ、とか思って
これやり続けたら死ぬのかなぁそれでもいいかと思ったりして

どんなふうになるのかって、ここからは秘密のお話。

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