①新型コロナウイルスと父の入院日記2021年1月29日(金)~2021年2月4日(木)
この日記は父が(79歳)が新型コロナウイルスにかかったので、忘れないようにメモを見ながら記録したものです。
2021年1月29日(金)不調の始まり
体調が悪く、手がしびれていたらしく近くのかかりつけ医へ受診。2年くらい前に軽い脳梗塞があったので、脳を調べにいくも問題なし。
2021年2月2日(火)体調悪化
腎臓(ここ最近数値が悪かったらしい)かもしれないとかかりつけ医の紹介から違う病院で心臓や腎臓を調べてもらうが、何も問題なくさらに詳しく調べてもらうならMRIのある病院で診てもらうように言われる。(そこの病院はMRIがない施設だった。)
夕方、母から電話で父の体調が悪く、トイレから出てフラフラ。
父はこの20年ほど母と仲が悪く、なんのプライドかしんどくてもしんどいをあまり言わない人だった。
異変があったらすぐに救急車を呼ぶように伝える。
2021年2月3日(水)病院へ
かかりつけ医に点滴をしてもらいに行くとそこから急に熱が出だしたらしく、先生の判断でコロナかもしれないと近くの救急病院へ。
夕方、病院から電話があり肺が白くコロナっぽい感じで、酸素は4倍いれているそう。この時に父と電話で少し話す。
父は
「コロナではないと思う」と。
先生から
「もし万が一の場合は延命処置はしない方向で進めるので家族間で決めてください」
と言われたが、この時すでに冷静な判断をすることはできなかった。後日、
僕「エクモなどはしないということですよね?」
先生「はい。そういうことになります。」
※正直このあたりの記憶はパニックなっていてあいまいではあるが、人工呼吸器でずっと父を生かし続けることはしない方向。
2,3日頭の中がこの問題でいっぱいであった。
※3月21日追記
一方、兵庫県内の別の病院では、「重症コロナ患者を治療する態勢が十分でないので、DNRを積極的に取りにいく場合もある」と話す医師もいた。
※DNRとは蘇生措置拒否でDo Not Resuscitateである。
2021年2月4日(木)コロナ陽性
この日の日記に記載はないが、父はコロナ陽性であった。
実際コロナだろうとは思っていたが、自分の父がコロナであると知ったときは、漫画のセリフのような
「え、マジか!」を何回も繰り返した記憶がある。
当然濃厚接触者は母である。
先週の水曜日1月27日ぐらいから少し調子は悪かったものの、父のようにひどい症状を発露することはなかった。
僕「父はどこからもらってきたんや?」
母「そんなん知らんわ、どっか仕事先で昼ごはん、よう食べに行ってたからそこでもらったんちゃうか?もうわからん!」
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